幽談 京極夏彦著(メディアファクトリー)

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2008-09-09

ホラー?
観念的ホラー?

なんといえばいいのかよくわからないのだけども。

とりあえずamazonから転載。
「怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化! ああ、手首だと、私は思ったものである。切断された手首だとは思わなかった。誰の手首だろうとも思わなかった。ただ、手首だと思った。何故かは解らない。もしかしたら体温があったからかもしれない。ひんやりとした、女の体温。――「手首を拾う」より。怪談専門誌『幽』の連載が、ついに単行本化。八つの幽談を描いた、京極夏彦の別天地。」

別天地だとは思わないのだけどもね。

読み始めて三編目かな、そのへんで、京極さんというのは、語り手を思い浮かばせることになんて長けてるんだろう、と思った。いまさらのように。
決着をつけずに放り出されたような印象のものが多くて(もちろん、あえて、だと思うけど。それでこその“幽”だもんな)、余韻に浸るゆとりのないいま読んだのは、ちと失敗だった。世界をほったらかしにしてしまったよ。ごめんなさい。>京極先生

装丁が面白い。
あえて、本文を遊び紙領域に印刷させてるんだと思うのだけども。
これは現世から現世ではないところへ移るための時間、なのかな? あと、戻るためのそれ。

そうそう。
いつもいろいろと私に新しい領域を教えてくれるTさま。
このなかの『十万年』という掌編は、アナタのほうがより深く楽しめると思う。

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