活字中毒気味人間の読書記録です。
その声が僕を焦がす 洸著(ガッシュ文庫)
2007年05月31日 (木) | 編集 |
大団円に向けて、まあまだるっこしいったら。
でも、そのまだるっこしさ加減がこの作品のいいところ。
逃げ腰になる攻めに、追わない受けというのもまた楽しからずや。

これも巻末マンガが楽しい。

しかし。迫田さん、いいひとだなぁ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
その声が僕を動かす 洸著(ガッシュ文庫)
2007年05月31日 (木) | 編集 |
ちょっとユニークな設定。
そして、ありきたりなところで終わらないところが魅力。といっても、落ち着くところに落ち着いてくれないと、やっぱ座りが悪いけどね。

ということで、引き続き続編を読む。

イラストは奥貫亘氏。
巻末マンガが楽しい。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
太陽の塔 森見登美彦著(新潮社)
2007年05月31日 (木) | 編集 |
モラトリアムから離れて久しい私には、作者の書く通りの“体臭が濃くなるような”手記スタイルのこの小説は、かなり毒が強かった。4分の3ほど読み進めたところで就寝したのが、また間違いで。思いっきり魘された。まあ、それだけ読者に踏み込んでくる作品であるということで、それだけスゴイんだということなんだろう。

壮大な失恋物語。
失恋を失恋と認めたくない若者が、あれこれ自らを糊塗してカラ元気を装い、だがしかし、それはカラ元気にすぎず。ラストはほんのりと切ない。

青春、だな。

しかし、本を読むにあたって、地図を引っ張り出してきたのは初めてのことかもしれない。京都の町並みがすんなり思い浮かべられないのは、ちょっともどかしかったな。

この作品、できれば大学生の方の感想をお聞きしたい。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
院内感染 定広美香著(ジュネ・コミックス)
2007年05月31日 (木) | 編集 |
シリーズが2本収載されている。
どちらもヤルことはヤってるが(しかもあいかわらず派手に)純愛路線。定広氏の作品はこういうところが好きだ。

憑物が落ちた沢村医師は、とてもステキな表情になったし、本気の恋をした拓未は実にカッコイイ。
なによりカッコイイのは、橘クンと杉野クンだな。しかし中学生っていうのはちっとばかり・・・・・。ヤルとこが描かれてなくてよかったデス・・・。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
シグナル 日高ショーコ著(花音コミックス)
2007年05月31日 (木) | 編集 |
ツンデレってやつですか?

クセのある連中に囲まれて村上クンは気の毒だが、振り回されてしまう姿もまたよし。
日高氏の作品はオシャレで、読んでいてそのへんが心地よい。

榊の作品をいま描かれているとのこと。
コミックスになるのが楽しみだ。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
SURF JUNKIE 定広美香著(SANWA COMICS)
2007年05月30日 (水) | 編集 |
著者最近のお得意パターンになるのかな?
青春エロストーリー。
できあがってしまうのがあまりにカンタンで、そのへんはどうかとも思うけど、シジミがナイスキャラで楽しく読めたのでよしとする。

このカップルなら、リバでもいいのに。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
悩むほどなら恋とよべ! 富士山ひょうた著(あすかコミックスCL-DX)
2007年05月30日 (水) | 編集 |
残念ながら、not 好み。
さすがに中学生の恋愛には肉体的なものはほしくない。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
チルドレン 伊坂幸太郎著(講談社)
2007年05月30日 (水) | 編集 |
強烈な個性の持ち主(と単純に書いていいものでもないが)陣内を核にした連作短編集。

文句なく面白い。
一編目は陣内にはかなり抵抗感があったのだが、それもラスト近くですでにその異彩にとりつかれ、二編目にはもはや虜。
好みとしては、間違いなく永瀬に軍配があがるのだが、どうしてこうも魅力的なんだか。<陣内

ラストに収載されている『イン』。
うっかり女子高生の父親とあのひとが同じ人物なのか??などと思ってしまったのだが、きっとそれはうがち過ぎね。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
セルナンバー8 石原理著(ZERO COMICS DELUXE)
2007年05月30日 (水) | 編集 |
読もうかどうしようかかなり迷った挙げ句に購入。
買ったこと自体に後悔はないのだが。

設定は面白い。登場するキャラもすべて興味深い。
が。
もうすこし細かく描き込んで、もっと長い作品にしてほしかったな。というのは読者のわがまま。きっともっといろいろ盛り込める作品なんだよ。盛り込んでも薄くならない作品なんだよ。
作者の体調が悪かったのが悔やまれる。けれど、それは実のところ関係がないことなのかもしれない。それは読み手にはわからないけれど。
ほっとしたことに、その体調はもう上向きということで、続編を描くことも可能性としてはあるようで。
この作品の続きはいったいどういうふうになるのかは、私にはまるで見当もつかないけれど、描かれることがあるとしたら、ぜひ読ませていただきたいなと思う。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
海街diary1 蝉時雨のやむ頃 吉田秋生著(flowers comics)
2007年05月27日 (日) | 編集 |
うっかり見事に忘れているんだが。
どうやら『ラヴァーズ・キス』の登場人物がこの作品とかぶっているらしい。
確かに名前は聞き覚えがあるんだが、どんなところにどんな状況で出てきたのかまるで思い出せぬ。読み返さねば。

吉田氏の作品は、いつも透明感があってすばらしい。
じんわりと心が温まる。
もちろん、『BANANAFISH』や『夜叉』のような心が切り裂かれるような切ない作品も大好きだが、こういった日本のよき時代を覚えさせるような作品も、とても好き。

すずちゃん、かっこいいな〜。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
冷たい校舎の時は止まる 辻村深月著(講談社ノベルス)
2007年05月27日 (日) | 編集 |
上・中・下の全三巻。一気読み。

面白い。
ファンタジーが入っている作品だが、やはりこれはミステリ。多少の騙しはあるにせよ、ラスト、いろいろな要素がはっきり見渡せるようになったところでのあのカタルシスは、なかなか味わえるものではない。気持ちよかった〜〜。

教えてくれてありがとう。>Tさま

上巻に収載されている森絵里香氏による解説に、はげしく同意。
高校時代のあのどっちつかずで切ないような、大人でもない子供でもない感覚を追体験させてもらった。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
最後のテロリスト2〜鼓動〜 谷崎泉著(二見シャレード文庫)
2007年05月26日 (土) | 編集 |
ラスト、とんでもないところで終了。
この二作目は、ちょっと中休みとでもいうか。本筋の抗争からは少し離れたところにあるので、興奮は終章の第三巻までとっておく。

いったいどんなカタチでケリがつくのか。
楽しみに待っていよう。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
楽園建造計画4 高遠琉加著(二見シャレード文庫)
2007年05月26日 (土) | 編集 |
完結。
大満足。

書き下ろしの『さよならを教えたい』がどうなるのかとても気になっていたのだけど、登場人物も、そして読み手も、きちんと納得できる終わり方でよかった。本編とちゃんとリンクしているのも、うれしい仕掛け。

おばちゃん化してる赤星さん、ラブ〜〜♪

イラストの依田沙江美氏。
この作品のイメージにはほんとにぴったり。
が。
はやく『美しく燃える森』を読ませてほし〜〜〜。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
黒猫はキスが好き 洸著(キャラ文庫)
2007年05月26日 (土) | 編集 |
小気味よい作品。
とてもネコっぽいレイは、どちらかというと苦手なキャラなはずなんだが、ローガンともども振り回され、魅せられ。私の負けです。はい。

なにかを置き去りにしてしまった人間が、伴侶を得ることでそれを埋めていく。こういうの、ほんと弱いわ。
マークもテイラーもナイスガイだし。

イラストは汞りょう氏。キュートです。レイが女の子みたいだけど。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
バルタザールの遍歴 佐藤亜紀著(文春文庫)
2007年05月26日 (土) | 編集 |
どうもこのところ、勧められる本は日本ファンタジーノベル大賞受賞作が多い。
が、この作品がいちばん気に入ったかも。

ここまで破滅指向の主人公もいないような。けれど、かなり暴力的でもある。魅力的とはいえないくせに、どこか目を離せない。
主人公は二人。双子のバルタザールとメルヒオール。特殊なスタイルの双子であるので、ファンタジーなのだろうけれど。

きちんとした歴史がベースになっているので、時代背景などを鑑みつつ読むと、興味も倍増する。

彼らのこの先はいったいどうなったんだろうか。のたれ死にしててほしいような、実はしぶとく生き延びているような気もしないでもないような。
彼らの見た砂漠の落日を、私も見てみたい。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
高潔な貴族は愛を得る 遠野春日著(SHY NOVELS)
2007年05月23日 (水) | 編集 |
not 好み。うーん・・・。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ 大崎梢著(ミステリ・フロンティア)
2007年05月22日 (火) | 編集 |
シリーズ三作目。
今回は短編集。ということで、前回ほどの脱力はなかったが。

やはり、探偵役が鼻につくきらいがあり、ちょっとつっかえつっかえの読了。
ストーリーのモチーフも、本屋さんをめぐる温かい雰囲気も、リアリティも、みんな好きなんだが、どうにも多絵が偉そうで、杏子に落ち着きがなくて。それが気になって、話にのめり込むことができない。悔しい。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
小袖日記 柴田よしき著(文藝春秋)
2007年05月20日 (日) | 編集 |
文体のせいで、ものすごくテンポよく読めた作品。
また、返しの紙や、扉の紙、イラストなど、とても好み。

小袖は逞しいね。
私が平安時代に飛ばされてしまったら、どうしていいかわからなくて、うじうじしてるだけのような気がする。

「葵」のエピソードがいちばん好きです。
私に若菜姫のような心持ちになれる日はくるのかな。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
増加博士と目減卿 二階堂黎人著(原書房 ミステリー・リーグ)
2007年05月20日 (日) | 編集 |
正直、苦手な系譜。
“メタ”という概念が理解できていないせいなのか、なにかしらのおちゃらけ感を覚えることに不快なのか、とにかく、あんまり楽しめなかった。
表題作のトリックの解明は面白かったといえるけども。

ただ登場人物たちのキャラは好き。
久しぶりに『奇跡島の不思議』と、未読の『宇宙神の不思議』を今度読もうと思う。ついでに水乃サトルシリーズ再挑戦、といくかな?

あれ? そういえば蘭子シリーズを再読しようとしてたんじゃなかったっけか?<自分
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
古都の紫陽花 剛しいら著(アイノベルズ)
2007年05月19日 (土) | 編集 |
宣言通り、買っちまいましたよ。やっぱいいっすよ。

これはBL系ではなく、ミステリ系に入れたいくらい、読みながら犯人はだれだ!?と、犯人探しに夢中になってしまった。まあ、オカルト系で、犯人を見つける端緒は幽霊さんの案内だったりするわけだから、ミステリとしては禁じ手なのだろうけど。

やっぱ、石原理氏の表紙がよい。
そして、読者の反感を全面的にくらっているであろう登場人物・小橋も健在なり、で、作者の読みどおり(だろう)イライラさせてもらったよ。


マイ最新おすすめBLとして、Tさまに無理矢理シリーズ二作、貸し付けさせていただきます。読んでやってね。>Tさま
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
毒草師 高田崇史著(幻冬舍)
2007年05月19日 (土) | 編集 |
QEDシリーズのマイリコメンドキャラ・御名形史紋氏が、堂々の探偵役。少しQEDに飽きてきていたので、これはうれしい展開だった。

QED未読者には、もしかしたら読み進めるのがしんどい部分もあるかも? 読んでいる者にとっては、タタルさんの講義(あるいは蘊蓄)の復習のようなもので、案外するすると内容が頭に入ってくるのだが。

作品は、在原業平の話が現実の事件にリンクしてくる。業平に興味少なくない私にとっては、そのへんも楽しい作品だった。
御名形と、その隣人西田のやりとりも楽しく、できればこちらもシリーズ化していただきたい。鬼の遠藤ももっと登場してほしい。


いちばん望むのは、御名形とタタルの共演(競演)なんだけどな。あの二人の会話って、なぜかものすごく面白い。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
降るような花 遠野春日著(クリスタル文庫)
2007年05月18日 (金) | 編集 |
コンビニを舞台とする(でいいかな?)連作集。登場するカップルは二組。
たいていは一組のカップルの恋愛模様が描かれるBL作品としては、面白いアプローチだとは思う。二組目の片割れがもつ、一組目のカップルへの視線などはとても興味深く読んだ。番外編で描かれる一組目の彼氏からみた二組目のカップルへの感想も楽しかった。

ま、でも、それだけ?
おかしいなぁ。クリスタル文庫、こないだまで絶賛してたのに。
きっと好みじゃないというだけのことでしょう。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
向日葵の咲かない夏 道尾秀介著(新潮社)
2007年05月17日 (木) | 編集 |
期せずして、犬猫殺しが出てくる作品を、続けて読んでしまった。失敗した。
ただ、立て続けということが自分にとってキツかっただけで、この作品は非常に優れたものだとは思う。

騙しのテクニックではないけれど、書かれていない、あえて隠されているあれこれが、読み手の側の、なんというのだろう、注意力を散漫にする、とでも表現すればよいのか、ついうっかり作者の手中に陥って、ラスト見事に、ああ、そうか!と頷かされてしまう。そういう意味では、↓とまるで同じような読ませ方をさせられてかもしれない。まるで違う作品なのだけども。

エピローグが実に切ない。
そうでなくては生きていけなかったのであろうミチオが哀しい。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎著(ミステリ・フロンティア)
2007年05月17日 (木) | 編集 |
読後感は決してよいとはいえないのだが、しかし、唸らせられたことには違いない。

あいかわらずその構成でもって、そうきたか!!とヤラレてしまう作家である。
今回、琴美のキャラがどうにも好きになれなくて、その分、しんどかったのだが、河崎がそれをカバーしてあまりある存在であった。
ネタばらしになってしまうので書かないが、とにかく“河崎”だよ。

軽くてデカい存在として、犬猫殺しを遊びでやっているグループが登場するのだが、そのへんも読んでいて苦痛ではあるな。ミステリである以上、誰かが誰かの刃の前に・・・というのはあってしかるべきなのだが、抵抗のできない存在を遊びでもって殺すというのは、どうにも受容しがたい。それがたとえ、フィクションであっても。

作品は「現在」と「二年前」が交互に語られる。
そのなかの現在の語り手である“僕”の憧れのおばさんが、『陽気なギャングが地球を回す』の祥子さんで、響野氏も名前だけだが登場するというのも伊坂作品らしい。

私は、作中の麗子さんのキャラクタに、とても憧憬を覚える。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
魔道師と邪神の街 魔都トリノ 篠田真由美著(NON NOVEL)
2007年05月16日 (水) | 編集 |
『龍の黙示録』シリーズ。7作目。

シリーズ作品としては、めずらしく読むのに手こずった。
透子が空回りしてるような気分とシンクロしてしまったのか、読みつつ自分も空回りしているような虚しさを覚えたり。
龍がどうにもいじけてる気がして、どうも気に入らなかったり。
ジョバンニには涙をそそられてしまったし、鴉はあいかわらず愛すべきキャラだし、ライルも大好きなのだけど。
やはりここは、次編ローマを待て!ということだろう。

しかしタジオがああなってしまったとなると、かなりな苦戦を強いられそうだ。

そうか。
龍が苦戦しているのがイヤなんだな、私。きっと。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
恋愛証明書 崎谷はるひ著(幻冬舍ルチル文庫)
2007年05月15日 (火) | 編集 |
予定調和の世界。
史恵のキャラが突き抜けていていいな。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
赤い呪縛 松田美優著(SHY NOVELS)
2007年05月13日 (日) | 編集 |
奈良萌えなので、読んだ。
でないと、このテのは苦手。堕ちていくしかない恋情なんてキツくて。

しかし、この奈良千春氏のイラストは、マジでいい。氏の描かれる三白眼にはいつもヤラれてしまうのだが、これはもしかしたらキャラの表現といううえでは、いちばんかもしれない。龍昇の邪眼、最高。そして、流されて堕ちていくことが自分の意志になっていく日向の、ナマイキな目つきもよい。

なにより。
私は龍慶がかっこよくて・・・っ!!
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
風信子(ヒアシンス)の家 神代教授の日常と謎 篠田真由美著(東京創元社)
2007年05月13日 (日) | 編集 |
タイトルの「と」にはルビ点が付されている。そういうこだわりって好きだ。

建築探偵シリーズの登場人物、神代教授がメインとなった本シリーズ。連作集となるが、一冊にまとまるのがすごく楽しみだった。辰野先生も大好きだし。著者自身があとがきに書かれているが、コアなファンはより一層楽しめるといった趣向か。書き下ろしとなった『クリスマスは嫌い』も、シリーズファンにはたまらないお楽しみ。もうすぐ発刊されるシリーズ本編への想いも膨らんで、シリーズ潮流にあるものとして、サービス精神に満ちあふれているよな。

収載された個々の作品にも、それぞれ私自身の思いをかきたてられるものがあり、非常に苦しい思いをかみしめつつ読ませていただいた。自死してしまった友のこと、死をどこかしらにいつも感じている自分のこと、16の頃に別れた父のこと。作品に触れることで昇華したとは思わないが、より深く作品世界にダイブできたのではないかと思う。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
きつねのはなし 森見登美彦著(新潮社)
2007年05月12日 (土) | 編集 |
まさしく幻想奇譚。
京都を舞台に繰り広げられる短編集。

思わず一作目と二作目の差異に、これはいったいどういう罠??と思いながら読んだ。
二作目『果実の中の龍』に登場する先輩に、思わずもう一人の江神さん?などという感想を抱いてしまったのだが、読了後には、そんなこと思ったなんて知られたらエガミストにものっそ怒られそう・・・とも。

森見氏は初読みだが、この世界観は・・・・嫌いじゃないけれども、ちょっと苦手、かな。心の奥底からしんと冷えてしまいそうな怖さが、いまの私にはキツイのかもしれない。
デビュー作を読むかどうするか。いま迷っている。この作品とはかなりテイストは違うとは思うんだけどね。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
恋する絶対の法則 いおかいつき著(幻冬舍ルチル文庫)
2007年05月12日 (土) | 編集 |
もちろん、シリーズ続けて再読である。

前回読んだ折には、恋の相手が高校生ということで、少々引き気味だったのだが、今回あらためて対峙してみて、かなりな読み応えの作品だということを実感。

家族のあり方、トラウマというものの形成過程、立ち向かい方、他人への向き合い方・・・。ありとあらゆることを考えさせられてしまった。
可愛い恋の話でもあるけれど、いろいろなものが詰まってて、力作だな、これ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
君こそ僕の絶対 いおかいつき著(幻冬舍ルチル文庫)
2007年05月12日 (土) | 編集 |
てなわけで、シリーズを立て続けに再読。
やっぱりシリーズ、続けて書いてほしいなぁ。ダメかなぁ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
好きこそ恋の絶対 いおかいつき著(幻冬舍ルチル文庫)
2007年05月12日 (土) | 編集 |
奈良萌え月間。ゆえに再読。
初読のときにも書いたけど、このひとのこういう明るい絵もほんといいよな〜。

いおかいつき+奈良千春のコンビの妙、です。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
今宵、天使と杯を 英田サキ著(クリスタル文庫)
2007年05月10日 (木) | 編集 |
柚木の見事な流されっぷりにLOVE。
もちろん、四方の見事に無垢な惚れっぷりにもLOVE。もう、ほだされるしかないっしょ!なカンジ。

不器用な男たちが、この先、不器用なしあわせを背負って生きていくことを祈る!!

やっぱクリスタル文庫、いいなぁ。
英田作品もいいなぁ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
あの角を曲がったところ 川唯東子著(ビーボーイコミックス)
2007年05月09日 (水) | 編集 |
とっても川唯作品。←日本語ではない。

ほんのり切なくも優しく、ちょっとだけ切なさがほしい向きにはぴったり。

桐谷@小悪魔ってトシじゃないのにシッポつきが妙に魅力的だ。このヒト、もっと若いころはいったいどんな小悪魔ちゃんだったんだろう・・・?
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
シンデレラを嗤え 剛しいら著(クリスタル文庫)
2007年05月09日 (水) | 編集 |
BLのレーベルで、私の好みとしてシャレード文庫ははずせないが、このクリスタル文庫も侮り難いと思う。魚住くんシリーズが強烈だからというのがひとつにはあるけれど。

恋愛以外の部分が非常にしっくりくる作品群の宝庫というか。今回も相応の魅力があった。
逆玉男性バージョンというか、お姫様ももちろん男性なのだが。その発想が楽しいし、意志をもって流されている主人公の人生選択もちょっと羨ましかったり。
自分の人生は自分の手できちんと把握しておくべくだな、とか思ったりも。もちろんそこには流されてみるという選択肢もあるということで。

しかし、BL作品におけるイラストの重要性をつくづく感じさせられてしまったよ。著者のカラーが弱いと、もろにイラスト作家のイメージが勝ってしまう。この作家さんのカラーが弱いとは思わないが、ありとあらゆるパターンを書かれるせいか、挿絵イメージのほうが先行してしまう。そして、その挿絵作家の漫画作品を読んでいるとなると、そちらとイメージがリンクしてしまうようだ。
この作品は石田育絵氏担当。石田氏のある種乾いた印象が、この作品を読むあいだ中離れなかった。相乗効果といえば聞こえはいいが、ほんとうにそれでいいのだろうか?
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎著(ノン・ノベル)
2007年05月08日 (火) | 編集 |
妙に冷静な成瀬が好み。久遠も好き。

が、ほかの伊坂作品に比べて、どうにも入りにくかった。私自身が本を読めない時期だったというのも大きな理由だが、雪子が苦手だったというのが最大の原因かと思う。
しかし、苦手といいつつ、きっと続刊も読んでしまう。

映画は予告編を観た。面白そうだとは思った。
映画作品としてはどうだったのかな?
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
蛇淫の血 沙野風結子著(f-ラピス文庫)
2007年05月06日 (日) | 編集 |
まだまだ続く奈良萌え月間。
ついでに沙野月間にまで突入しそうな勢い。

シリーズ作『蜘蛛の褥』に比べてやや弱い感はあるものの、本編・イラストともに満喫。やっぱ奈良さんに刺青描かせると最高だな。

この作品は脇の八十島と折原がナイス。
リラックスした雰囲気でプロの仕事をこなせるのってかっこいいっす!!
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
古都の紅 剛しいら著(アイノベルズ)
2007年05月03日 (木) | 編集 |
あたりはずれの差が大きくて、でも、あたったときはたまらなく面白いので、読むことがやめられない作家ナンバーワン。申し訳ないと思うが、正直なところだ。

で、これはイラスト石原理氏の表紙に撃ち抜かれて、なのになぜか購入しないまま。幸い図書館で借りることができたが、ほぼ1年近く待ったって、いったいどういう人気っぷりよ! っつか、みなさん、読んだら早く返しましょう。でも、もしかしたら2週間手元において読み返しておられたか。←私がそうだったりする。ので、ひとのことをいえた義理ではない。続刊も楽しみにしているのだが、そういうわけで、まだまだ回ってきそうにない。いっそ購入したいのだが、先日発行元は倒産してしまった・・・。でもまだネット書店では購入できるようだな。検討するか。

登場人物の職業にこだわって書かれる作家さんであると、このブログをはじめたころに書いた。この作品も刀鍛冶という特殊な世界に住む男性が描かれる。仕事のプロとしてのかっこよさに、その分、どこか世間知らずな感じが初々しくてとても微笑ましい。が、あくまでもかっこいいところが実に好み。剣道しかできない(ごめん)ウドの大木的な刑事も、まっすぐで清々しい。

やっぱ買うか。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
おひっこし? 山田ユギ著(ジェッツコミックス)
2007年05月02日 (水) | 編集 |
やっぱりユギ作品は面白い!

はじめての男女漫画なので、自分がどう読むのか少し不安だったのだが、文句なく面白かった。読み終わった瞬間に、母親に「読め!」と押しつけてしまったくらい。そしていまは会社の先輩に押しつけている。ちなみに母の感想も「面白い!!」だった。さすがだ!>ユギさん

登場人物全員のキャラが立っていて、ほんとうに楽しい。それぞれが個性豊かで、その全員がクローズアップされた連作だから、いろんな恋愛模様も楽しめて、飽きさせない。「太陽に吠えろ」的ネーミング@ボスの趣味という設定も愉快だし、ボスがアホでかっこいい。

私のイチバンは、やはりスマイリーと不思議っこちゃんですかね。
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
逡巡という名のカノン 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部 秋月こお著(角川ルビー文庫)
2007年05月01日 (火) | 編集 |
『富士見二丁目交響楽団シリーズ第6部』6冊目。

ううん・・・・。進まない。進展しない。
本筋から若干離れてしまっている印象。いわば、同人誌ででも出せば?的な、エピソード満載というか。
時間をおいてでもかまわないから、もっとしっかり骨のあるものを読みたい。わざわざ今回発刊をずらした意味がないのでは? とファンは思うな。

モアイ教授は好きだけど・・・。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学