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神保町の片隅で

活字中毒気味人間の読書記録です。

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Diet
ダイエット日記
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2007.01
30
これほど待った本は久しぶり。
発行前日に並んだのを待ちかねて購入。大事に大事に読もうと思ったけど、辛抱たまらず即日読了。大満足。

著者の『RIKOシリーズ』、そして『聖なる黒夜』で圧倒的な存在感をみせつけた麻生龍太郎の所轄刑事時代の話が連作集となっている。

収載作品は以下のとおり。
 『大根の花』
 『赤い鉛筆』
 『割れる爪』
 『雪うさぎ』
 『大きい靴』
 『エピローグ』

どの作品にも龍太郎のまっすぐにしか進めない不器用さと真実を求める真っ向さがあふれていて、刑事ものであるとはいえ、地道な捜査のほかに龍太郎なりの勘とこだわりがもたらす真実へのとっかかりがあり、本格ミステリとしての読み応えは十分。そして、柴田作品らしい切なさも、全編に漂っていて、ラストのエピローグがそれを見事に締めくくっている。所轄刑事でなくなることへの龍太郎の哀愁で。

どこかなにか足りない龍太郎。
いつか彼はそれを埋めることができるんだろうか。

ひとつひとつの作品への感想まで書きたいところだが、うまく言葉にできそうもないし、とにかく読んでほしい!!という作品なので、はしょる。

あ、ひとつだけ。
すっかり及川のファンになってしまったんだが・・・。
これはあらためて『聖なる~』を読んで及川評を見直さなきゃならんかな?
ま、そのまえに『RIKOシリーズ』を久々に読み直そう。
2007.01
29
鹿乃さん大好きのガテンシリーズ。
鳶のリーダーの恋模様と、そのパートナーの恋がそれぞれ描かれている。

離婚して自分の手元にいない息子を、それでも力いっぱい愛して可愛がる鳶のリーダーが好きだねぇ。
そのリーダーにほのかな恋心を抱きつつ、見守る中野も大好きだから、中野の恋も応援しちゃうよ、オバサンは。な心境。
ビジュアルとその過去に心惹かれるというのが大きいかな。<中野

ということで、『大人気。』その前段階。久々に堪能しました。
2007.01
29
大人気。と書いて「おとなげ。」と読む。
『生意気。』『可愛気。』ときて『気。』シリーズ(?)も第三弾。
今回ばかりは「気」を「け」にすればよかったと後悔されたらしい(著者談)。
そりゃそうだ。普通に読んだら「だいにんき。」だもんねぇ。腰も引ける。

いわゆるツンデレの最高峰にいたはずの中野クンが、すっかり恋知り染めし・・状態で、かわいくなっていくという流れ。
私としては主人公たちにはしあわせでいてもらいたい派なので、大歓迎の流れ。

当然のごとく、彼らの出会いはどんなだっけ?という状態なので、速攻『可愛気。』を再読することにした。
2007.01
28
時折読み返したくなる大学生の恋愛物語。
全二巻。

ここで終わってしまうのが淋しいくらい、もっとこの二人のこれからを知りたいのだけども、まあ、きっと、この二人なら、これからどんなことがあっても“永遠”を探しつづけるのだろうし、よしんば、どこかで壊れてしまっても、それぞれにとっていい肥やしになるんだろうな、と思えるところで終了というのも、よいのかもね。

第一巻、第二巻とそれぞれひとつずつ(おまけはあるが)収載されているストーリーもよい。登場人物がリンクしているのもいいし、第二巻の人たちにいたっては、ちゃんと一冊別のコミックスになっているほど作者も思い入れたみたいだし。
第一巻のほうでジタバタしてたおばかちゃんが、第二巻ではちゃっかり先生になってて、ジタバタしてるのにアドバイスしてるというのが、なんともいい味です。
2007.01
28
ちょっと不思議なパスティーシュ作品集。
島田荘司氏の御手洗&石岡および世紀のホームズ&ワトソン(なんと日本の現代に生きる)を主人公とした作品がそれぞれ二編と、御手洗VSホームズとでもいうべき一編が収載されている。

で。
ワトソンがかなりおバカなんですが・・・愛ゆえの風刺、でしょうか。

御手洗ものについては、すでに初出で読んでいたので、そのパスティーシュとしての出来の高さについては認識していたのだが、ホームズものは・・・おかしくておかしくて。これ、シャーロキアンが読むとどんな反応になるんだか。

御手洗VSホームズの『巨人幻想』は島田ばりのトリックが美しい。本格、ですね。

そして白眉(?)なのが巻末に収載された島田荘司氏による解説『石岡和己対ジョン・H・ワトスン』。
これがもう目くそ鼻くそで、爆笑してしまう。
ネタは割っていますが、これだけ読んでもよろしいかも。
2007.01
27
再読。
のはずなんだが、ラストに収載された一編(表題作である)をすっかり忘れていた。これこそこの作品の醍醐味であるというのに。

『異形コレクション』で個々の作品も何度か読んでいるのだが、これらがまとめられたこの作品は、それぞれの作品のあとに、著者コメントが付記されているのが興味深くも面白い。

収載作品は以下のとおり。
 『大いなる作業』
 『還ってくる-』
 『薔薇よりも赤く』
 『黄昏の歩廊にて』
 『月盈ちる夜を』
 『壁の中には』
 『螺旋階段』
 『Flora』
 『奇蹟』
 『君知るや南の国』
 『夢魔の旅人』

表題作のほかでは、『奇蹟』が心に残る。
2007.01
27
Category : 随筆
Theme : エッセイ
Genre : 小説・文学
姑息にもサイン会の開催を待っていたのだが、どうにも行われそうになく、諦めて読んだ。発売より早ひと月。よく待てたよなぁ。>自分

著者のファンであるがゆえに、著者自身の生の声がきこえてくるエッセイ集を読むことは、ことのほか楽しい。
ひどく頑固であったり、ひどく強烈であったり、また、ひどくユーモラスであったり。
いつもの有栖川節は、このエッセイ集でも健在だ。

カテゴライズされたテーマは6つ。
なかでも「エラリー・クイーンから有栖川有栖まで」は読むと後悔しきり。
なぜって?
ここに紹介されている本を、すべて読みたくなるから。


未読の方へ。
『暁の防衛戦』は爆笑ものです。
お試しにいかがでしょう? 52ページです。
2007.01
27
明け方までかかった↓のせいで、頭がやや朦朧。
それでもなにかしら読んでいたいわけで、ひとまずマンガをセレクト。
で、ひたすら甘いこの作品を。

これは『悦郎×実シリーズ』の最近刊。
シリーズはまだ続いているので、はやく次がまとまらないもんかと待っている。

しかし、悦郎。ほんとに依存体質だなぁ。
2007.01
27
↓のおかげで、氏の幻想小説を繙きたくなった。
未読であった本著をまず選んだ。

ジル・ド・レの歴史伝奇小説である。
と、そういわれれば、そうなのだろうが、そうではないといえばそうではない。
マルシリオとフランチェスコという二人して神を求め、求め切れず(ともいえないか・・)、ただ生涯のその最期に救いはあったのかどうか、それは読み手にまかせられているのだろうか。

うーん。うまく書けないや。

ストーリー紹介をbk1より。
『15世紀のフランス。ジャンヌ・ダルクと共に戦った英雄にして、稀代の快楽殺人者だったジル・ド・レ。究極の悪を犯すため彼に近づいていった錬金術師。神と己の欲するものとをひたすら求めた人間達の無限の苦悩と救済を描く。』

蛇足。
わざわざ作者がダルクの表記を避けているのに、わかりやすいであろうという理由から(だと思われる)こういうところで用いるのはどうなのだろう。出版社由来の紹介だと思うので、作者の了解は得ているのだろうけど。
2007.01
25
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
全三巻。
ひさしぶりの読み返し。初読のときにはなにを慌てていたのか、ラスト近くのクライマックスをあまり咀嚼しないままだったので、そのへんを今回しっかりと噛み締めて読んだ。

当時は、まだそんなにBLというジャンルに慣れておらず、この小説における“試練”は、私にとって目を背けたくなるようなことだったので、少々逃げを打った感あり。といえど、いまその試練に耐えられるかというと、やはり苦手ではあるんだが。

この作品の第二巻のあとがきで篠田氏が書いておられることに、激しく賛同。これぞ私のBL感、てなもんです。

amazonより作品紹介を転記。
『天女を思わせる美貌の母雪乃。その面影を継いだ姫宮雪生は、亡き雪乃に執着する叔父によってひそかに邸宅の地下に監禁され、言語を絶する凌辱を受ける。辛うじてそこから脱出した雪生を拾ったのは、写真家志望の青年藤堂大地。記憶を失った美しい“迷い猫”に戸惑いながらも、次第に心通わせていく二人だったが ―人として生きる苦しみと孤独。その中で愛し合うことの意味を問う作者初の恋愛小説。』

ここに書かれた『恋愛小説』という言葉。この恋愛を奏でるのが単純に男性同士であるということで、現実の生々しさから遊離した純粋な世界が読める。これは女の特権かもしれませんが、私はそうした特権をこの先も甘受したいと考えるものなのです。
2007.01
23
待ってました!の第四巻。
そしてなぜにストーリーはつづく、なの!? 8月まで指銜え状態決定なり。
でも、その8月になったらば、もういっかい第四巻から読み返して楽しめるわけだから、二度おいしいと思うことにしよう。

今回は、みんなの子ども時代。メインは節。でも、彼らはやはり幼い頃から彼らのままなのね。節パパが一途に節のことを愛していることに感動しました。それから宗和のまっすぐな強さにも。

今回尻切れとんぼになってしまったお話も、きっと後編では大感動なんだろうな。楽しみに待っていよう。

そして。
躍動するちっちょ。ハラショー!だ。
2007.01
23
決着点は見えるようなものだけど、でもどう転ぶかわからない。・・よね?
この先の展開を楽しみにする。
楽しみにできる導入部だった、ということデス。

ねじくれまくってる倉田は、どう出るのかな。
ちょこっとだけフラれてしまえ、とかいうのは本音だったり。

宮田先輩、大好きです。
あんなり都合のよすぎるいいひとにならないで欲しいな~。
宮田先輩にかきまわされるのって、楽しそうなんだもん。
2007.01
22
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
一気読み最後の作品は、シリーズ一作目の二人がメイン。
なのに、どうしてもティエンが気になる私・・・。

悪役っぷりも甚だしいリシャールと、心狭すぎ!のヨシュアが、どうやら苦手らしい。
それぞれの葛藤なりはとてもよくわかるのだけども。自分にゆとりがないからな、いま。鬱屈されると自分をみているようで、イヤなのかも。

という状況なので、潤いはウェルネスマートジャパンの四人の挿絵。
いーなー。こんな環境で仕事したいなー。
いや、ちがう。
こんな環境で仕事できるくらい自分を信じられればいいのになー。

趣味のBL作品読んでまでこれじゃ、お先真っ暗だわな・・。
2007.01
21
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
で、次。
一気読み二冊目もサイドストーリーを選択。
発行はこちらのほうがあとなのだが、ティエン見たさにこっちをとってしまったよ。

前作直後のようで、まだまだティエンは荒々しさを見せびらかし中。と思いきや、高柳のおてんば(?)ぶりもさらに磨きがかかっている。ティエンもたいへんだな、こりゃ。

前作で登場した先生の雅やかさもさることながら、今回登場のレオンが実によい。
あとがきに「次回は春頃」で片岡かリシャールで悩み中とあったが、私はレオン一押しなりよ。いかがでしょう?>ふゆのさん


おや。
表紙がなにげにラストのネタばらしになっているぞ。いいのか?
いいんだよ。きっと。すばらしく麗しい表紙絵だから。
2007.01
21
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
すべては奈良千春氏のイラストのせいさ。

ってことで、amazonより早々に届いたシリーズ残り三作を一気読み。
こちらはサイドストーリーとなるティエン・ライの話一作目。

最初の『駆け引きは~』の二年前の設定ということで、ティエンがまるで別人でびっくりした。が、このティエン、なかなか侮れない魅力的な御仁であることよ。
奈良氏の描く三白眼がいかにも“らしく”て、さらに魅力を引き立てる。

ふゆの氏も、きっと香港が好きなんだろうなと思わせる。描写が生き生きしてるもん。行ってみたくなった。
2007.01
21
話題作『図書館内乱』のなかに登場する本を現実化したものらしい。
某所で、こちらを先に読みたかったな、というコメントを読んで、こちらから読ませてもらうことにした。正解かどうかはまだわからないけれど。

こういうストレートな恋愛小説はひさしぶりだな。
もろもろの設定(ネタばらしになるので触れないね)がそうではないような体裁をとってはいるが、でも、これは恋愛小説以外のなにものでもない。ひさしぶりなので、ちょっとカユイ。

それはともかく。

彼らのやりとりが真摯というか虚飾なしというか、すごくあけすけで、ああいうふうに他人に真の感情をぶつけられたら、私の鬱屈も解消するのかな、なんて。
でも、私にはそんな勇気はないよ。
あーあ。



ちょっと不満だったのは、きっかけとなった小説がもっとクローズアップされてもいいんじゃないかってこと。それは翻れば“つかみ”に思いっきりハメられているということにほかならないけど。
2007.01
20
続けてハナちゃんシリーズ。三作目。
もちろん再読(だっけか? もっと読んでるかな?)
なんで出版社が違うのかしら・・・などとくだらないことを考えつつ。

連作集というカタチだが、全作を通して存在するのが、山内練であり、練のこども(と断定はされていない)だ。当然のごとく、山内中心に読む。
追っ払おうとしたこどもを、思い直して手元に置こうとするかのような動きをする山内は、RIKOシリーズの後半あたりの設定になるのかな。ハナちゃんの思うところは当たってる気がするよ。

だれか練年譜つくってくれないかな。

強い女たちがいる。
折れそうなところでふんばっている女もいる。
男たちはなぜか総じて哀しく感じる。

竹本、好きだな。
しあわせになってほしいな。
2007.01
20
やっぱり何度読んでも面白い。
『ハナちゃんシリーズ』第二作。

一作目同様、こちらも山内に意識を集中したので、命を賭けた痴話喧嘩(←かなりチガウ)をメインに読むハメに。麻生がクサイ飯くってるころだよね、これ。まったく・・・ぶつぶつ。

蝶のイレズミの男。
ちぐはぐな女。
自分の居場所を見つけられなかった若者。
抱え切れないものを抱えようとした男。
楽しいだけで生きようとしてしっぺがえしをくらった女。
まきこまれた女たち。そして赤ん坊。
さまざまな人間模様が編まれたこの作品は、あまりの目紛しい展開に、読み終えたその瞬間にすべてのストーリーを忘れてしまうほど。ただ、ラストがとても幸福に包まれているので、心は温かくなる。ひどく辛い物語でもあるのにね。
2007.01
20
寝つけなかったというのもあるが、この作品に手を出したことで、眠気を吹っ飛ばしてしまったというのもある。読み終えたのは、朝の5時半だった。

『約束の街シリーズ』第七作という副題がつくのだろうな、文庫化の際には。
これぞ集大成ではないだろうかという迫力の読み応えだった。

そんなところで男の意地を張るんじゃねぇよ、と毒づきたくなるほど、理性で考えればばかばかしいと斬り捨ててしまいたいところに、登場人物は命まで賭ける。
それがよいことかわるいことかはさておき、奴らは後悔することはないんだろうな。遺される側はたまったもんじゃないと思うが。



北方作品はこれでひとまず終了とする。
川中に惚れすぎてしまったので。あるいは姫島の爺さんに。

読んでよかった。
読んでみようと思った自分の気まぐれに感謝する。
2007.01
20
『約束の街シリーズ』第六作。
↓にも書いたが、ここからは別のシリーズになっていくと思ったら、しっかりそのまま『約束~』で、ちょっとびっくり。だが、たしかにシリーズが継続されているんだな。『ブラディ~』の人間がこの名無しの街に現れたというだけで。

けれど、その刺激剤がものすごくスパイシーで、さすが川中!という感じ。
ソルティといっしょになって「敵わねぇな」と愚痴りたくなる気分。

しかし、安見がここまで強烈な女性になるとは思わなかった。けれど、生い立ち、環境を考えると、こうなってしまうのもしょうがないのか。同じ女性として不幸だなと思う。羨ましい反面。

ともかく、川中が登場すると、すべての関心が彼に注がれてしまう。どうやらすっかりフリークになってるらしい。そして、久々のご対面、坂井が、さらに魅力を増していて(あんな落ち着いた30代あるもんか、と思いつつ)、ある種感動。そして同じように年を重ねていったであろう下村を、やはり見たかったなと残念に思ってしまったよ。あーあ。
2007.01
19
『約束の街シリーズ』第五作。
前作で登場した瀬名島が最初の舞台となる。
著者がシリーズに新しいエナジーを吹き込むために、新たな舞台を設定したのかなと思った。

このシリーズは、メイン舞台の名無しの街がどうにもどんよりとくすんでいて、それがシリーズ全体を覆っているような印象があった。なので、私にとっては、瀬名島のもろもろが新鮮で、これまでのシリーズ作品のなかでは、いちばん好き。ラストがいちばんしんどい作品でもあるが。

冥い眼をしている山南が、読んでいてとても辛い。
あんな役割を与えなくてもよかったのに・・と著者を少々恨みたい。

ドロップアウトしたはずの木野は妙に生き生きとしていて、とても魅力的。惹かれる。そして姫島の爺さんがますます魅力的。すっかりかわいらしい爺さんになっちゃって。
というような部分で、引き立つ作品でもあるんだがなー。
2007.01
19
Category : 評論
Theme : 本の紹介
Genre : 小説・文学
『約束の街シリーズ』が終章ののち『ブラディ・ドール・シリーズ』と合体するというので、おさらいのために読む。
ところが、終章ではなく、そのまま『約束の街シリーズ』として続くのだな。ちょっとびっくり。
が、ここらで『ブラディ~』を振り返るという作業は、私にとってはよかったようだ。

著者にとっても、『約束~』にはいまひとつの物足りなさを覚えていたようだ。登場人物がうまく動いてくれないらしい。ということは、私のもっていた食い足らなさ加減も、あながち間違いではなかったわけで。

と書いているいま現在、明け方までかかって、おそらく発行されているであろう『約束の街シリーズ』は全作読み終えてしまっている。そして感想は・・

著者の意図したように、川中によって、シリーズにかなり強烈なインパクトが与えられたように思う。率直に、ぐんと面白くなった。合体させてくれてありがとう。>北方先生

とと。
この読本の感想がないじゃないか。
ファンならぜひ読んでおきたい一冊だと思う。
ことに「抜粋」が興味深かった。人間関係がうかがえて。
2007.01
19
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
単純に面白かったデス。
さすが手練、というか。ベテランの味?

イラストは奈良千春氏。
こちらもさすがの色っぽさで、ほんとうに雰囲気を出すのが巧い方だな。この先、イラスト買いにまで走ってしまいそう。

とか書いてるうちに、このシリーズを揃えたくなってしまい、amazonに走ってしまったよ。そして一括注文してしまったよ。ひさびさに無謀な・・・。ついでにミステリ二冊注文しちまった。

どうやらストレスを散財で発散させる方向にシフトが切り替わったらしい。マズイ。
しかし、そのスイッチを入れさせる作品なのだな、これ、と思うと、感慨深い。
実のところ、ストーリーのはじめはどうだろうと思いつつ読んでいたのだが、後半の、仕事への情熱を取り戻す主人公にずいぶん思い入れていたらしい。
良い時期に読んだのか、悪い時期に読んだのか。

ま、いっか。考えまい。
2007.01
19
全2巻。
去年の再読のときにも書いたが、とにかくほわーーっとしあわせ気分に浸りたいときに手にとる作品。

感想はきっと何度書いても同じことの繰り返しになると思うので、前回記事をリンクしておく。

でも、こんなしあわせ風景は私には無縁だな。
2007.01
18
文句なしに楽しめる一冊。

bk1より。
『配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組む。元書店員が描く本格書店ミステリ。』

元書店員さんが描く本屋を舞台にしたミステリ、という、それだけで妙に心惹かれるところへもってきて、短編連作集なものだから、さくさく読める。
で、事件も、悲惨なものというよりは、日常のほのぼのしたものもあって、疲れた心には、とてもありがたい。

収載されているのは、
 『パンダは囁く』
 『標野にて 君が袖振る』
 『配達あかずきん』
 『六冊目のメッセージ』
 『ディスプレイ・リプレイ』
の五作。
私がいちばん好きだと思ったのは、『標野にて~』。
切なくて、でもあたたかくて、涙もろいひとなら、ほろり・・かも。
表題作の登場人物ヒロちゃんがまたかわいくて、タイトルもぴったり。
収載順もとてもよいと思う。
モロに本格ファンの心をくすぐるトリック(?)から、人情もの、ちょっとスリリングなもの、本屋さんが舞台ならでは、の推理、作家さんとそのファンとの作品を介しての交流があたたかい作品。


私としては、作中に「有栖川有栖」やら「夏への扉」が出てきたのもうれしいことでした。



巻末に収載された書店員さんたちの対談『書店のことは書店人に聞け』も楽しかった。こういうちょっとしたおまけもうれしいものです。
2007.01
18
本来こうしたハードボイルド的ミステリは、探偵役となる人物がいちばん印象的でかっこよくて、キメてくれるものだという意識がある。この作品も、探偵である「木(もく)」がその役をかっこよく担っているものだと思っていた。
あ、かっこよく、というのは、単純に見場の問題ではなく、その心のタフさであるとか、そういうことね。

ところがどっこい。
この作品では、その謎の中心人物あるいはいちばんの被害者かと思われる女性「ケイ」がたちまちのうちに主導権を握り、周囲をコントロールしていくことになる。
驚いた。
もしやいちばんかっこいいかも?なんて登場シーンでうっかり思ってしまった二代目も、やはり腰砕けの阿呆だったし、ケイに敵う存在はいなかったね。

最終的な結末は、途中で読めてしまったけど、その分、最後のカタルシスというのは、ほかの大沢作品に比べて少なかったけども、強く潔いケイに乾杯、かな。
かといって、それほど好きになれる女性でもないのはご愛嬌というところ。

畑吹がいちばん興味深い存在だったのだけども、よもやあんな設定があるとは・・・。やはり自分が呼ぶのかしら・・・。←追求しないでください。
2007.01
18
『約束の街シリーズ』第四作。

姫島の爺さん、大活躍!
ここにきて、やっと本領発揮というか、自ら行動を起こす姿をみせてもらった。
たいへん気合いの入った暴れっぷりは、御歳70を超えて“男”だなぁと。
かくあるべし、であるとか、かくありたい、であるとか、男という文字にしゃんと背筋を伸ばして向き合いたいひとの、あれは理想なのかもしれないね。女にはわからねぇだろ?と言われるかもしれないけれど。

対する反対の性には、可那子。
これがまたかっこいい女性で、シビれる存在。でも、あの爺さんに拮抗するには、これくらいじゃないと。芯が強く、けれどやさしい女性。これはこれで、憧れの女性像でもあるんだろうな。だれにとって、というのではないけれど。

このシリーズは、やはり爺さんの終焉で終わりを迎えるのかな。
あと一冊。
楽しみに読んでみよう。
2007.01
18
とぼけた味の高巳と武田三尉の会話が楽しかった。
親を失った少年・少女の心が、助けを求めてあげるきしんだ音も、ちゃんと聞き取ったつもり。
けれどやはり宮じいが心に残る存在だな。

この方の作品は、少年少女が読むといい。
そして、できれば、その親もいっしょに読むといい。

これまで三作読ませてもらったが、私は『塩の街』がいちばん印象に残った。
どうやら私はロマンチストらしいよ。
2007.01
17
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
たいへん申し訳ないとは思うのだが、単行本にして出すほどのものではないような・・・・。
2007.01
17
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
『ドクター×ボクサーシリーズ』番外編。
徹のライバル東の物語。
サイドストーリーとして一冊にまとまっている。

曲がりそうで曲がらず、前を向いて歩み続ける東は、とても好もしい。
自分の足でしっかり地面を踏みしめて、しかも、ちゃんと甘え方も知ってるなんて、最高にステキなんじゃない?
と、坂本サンもそう思っているにちがいありません。

グレートデンのリキイシと転げ回って遊んでみたいけど、涎だらけになるのはいやだなぁ・・・などと思ってみたり。

このシリーズでの剛氏の筆致が、私の好きなある作家さんに似ている。真似をしているとかそういうことではなく、感情的になることなく淡々と情景が綴られていくのが、とても好きだ。