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神保町の片隅で

活字中毒気味人間の読書記録です。

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Diet
ダイエット日記
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2006.12
30
ええと・・・・あまりに突拍子もない設定に、思わず、つかみはオッケー!とばかりに引きずり込まれた。降りる駅を逃しそうになったのは、ひさしぶりだよ。

今回は、bk1より。
『横須賀に巨大甲殻類来襲。食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。孤立した潜水艦「きりしお」に逃げ込んだ少年少女の運命は? 海の底からきた「奴ら」から、横須賀を守れるか-!?』

きりしおにからくも逃れた海自幹部候補二名が、とにかく人物として面白くて、しょっぱなの登場シーンが怒られて腕立て伏せ200回っていうのに大爆笑。たまらなくアホらしくておかしい。
警察官僚や、現場の叩き上げさん、ほかにもいろいろ魅力的な人物が活躍するところが、最大の魅力なんだろうね、この作品は。有川氏の作品はこれが初めてなのだが、おそらくどの作品にも共通しているものだと見た。

少年少女がありえない状況のなかで成長していく姿は、読んでいてほっとする。今後の彼らに幸あれかし、と思ってしまう。問題児も含めて。

要するに、どのシークエンス(といっていいのかしら)をとっても、希望が先(未来)には存在するのだ、ということが描かれていて、とても好もしい。
次はどの作品を読んでみようかな。
2006.12
30
少しばかりテレながら読了。
恋愛小説じゃないのに、なんだか初々しい初恋物語を読み終えた気分。

ストーリー紹介は文庫の表4におまかせ。
『古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた――。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。』

古書業界のあれこれが見えて、それも興味深いし、また、真志喜と瀬名垣の関係に思いを馳せるもよし。
私は、瀬名垣の商いの場面(古書屋としての矜持は、真志喜により深く感じたが)にとても読み応えを覚えた。クライマックスだもんね。

一冊の文庫として少々残念だと思ったのが、上記にしたためたストーリーは『水底の魚』という作品で、あと二作『水に沈んだ私の村』と『名前のないもの』がいっしょに収載されていること。
一読者の勝手をいわせてもらえれば、この二作品は蛇足的ではないかと。
『水底の魚』の一掌編で、作品世界が完結していてほしいと、私は思ったのでした。というか、完結してませんか?
2006.12
30
『約束の街シリーズ』第二弾。
ラストがとても切ないね。

ブラディ・ドールと同じ展開なのだな、このシリーズも。
街を中心に、語り手はどんどん変わっていくらしい。そして、語り手が、新たに街に足を踏み入れる人物であることも。

で、人死にが出るというのも、同じ展開。

同じものであれば、ブラディ~のほうが好みのような気もするが、それは、川中に対するほどソルティに感情移入できないせいかもしれない。それはきっと、ソルティの過去があからさまでないところに起因するような気もする。ということは、それ自体が、作家の奸計なのかもしれない。

とまれ。
シリーズ作品を読み終えないことには、なんともいえない話であるわけで。

いま、シリーズ三作目を途中まで読んでいるところ。すべてを読み終えたら、なにか見えてくるものがあるかな。
2006.12
29
装丁にびっくり。
こんなお金かけていいもんか!?
でも、表2と対向、表3と対向のイラストがとてもキレイで、大満足。

内容はもうお読みになってください、としか。私ごときが巧く説明できるはずもなく。
外交という仕事の一端に触れることができて、勉強になった。というより、外交官おそるべし、という印象かな。腹芸はほんとうに頭がよくないとできないことだと思うし、その胆力たるや、相当なものだろうね。

シリーズはこの先も続くとのこと。
次巻を楽しみにしていよう。
いったいこの二人の関係はどうなっていくのやら。まるで想像がつきませんわ。
2006.12
29
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
現代伝奇学園ラブストーリー、なのだそうな。

とても面白かった。
やはり月夜野氏の作品らしく、設定がなかなかにナイス。

例によって、自分で紹介しきれないので、amazonより。
『都立高校の教師悠紀彦は、副業として代々受け継いできた破魔師としての力を持っている。しかし、元々力が強いとは言えない悠紀彦は、とある『魔』を体内に取り込んでしまったことが原因で、学校の階段から落ちてしまった。そこを助けてくれたのが、学校を休みがちな生徒である八隅武尊で…。月夜野亮が贈る、現代伝奇学園ラブストーリー、大幅書下ろしでついに登場。』

少し、『八雲立つ』的なテイストをにじませつつ、しかし、あれほどシリアスではなく、お気軽に読めて、でも、いろいろと考えさせられることもあり。
できれば、シリーズとして、またこの登場人物たちに会いたいのだが、無理な望みだろうか。

イラストは、小山田あみ氏。
装丁の三嶋広幸氏の絶妙なタイポグラフィとあいまって、とてもよい仕上がり。
いや、このタイポ、ほんとにいいわ。
2006.12
29
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
図書館にあったので、なんとなく借りてみた。
とても不思議な感覚の連作集。

舞台は、高校から大学のサッカー部と、何の変哲もないものなのだが、その設定が面白い。月夜野氏の作品はそう多くは読んでいないのだが、SF的な設定が多いと思うのは、まちがっているだろうか?

今回は、ひとりの人気ある男子高生が、実は天使であったという設定。紆余曲折ありで、その恋愛は成就されるのだが、天使であったというバックボーンによって、どうしても不安から逃れることのできないお相手くんの気持ちはよくわかる。

ラストの「天使の望楼」がよく理解できないまま終わってしまった。
祐二はなにを象徴しているのか。
いや、だいたいは想像がつくのだが、ほんとにそういう理解でいいの?ってね、思うのよ。
2006.12
29
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
事件がメインとなるロードムービーのようなストーリー展開で、BLといえばBLなのだが、そういう感覚でなく読めた。

しかし、読み終えると、今度は、このボストンにいる探偵とその助手のなれそめが気になる気になる気になる。あとがきによると、作家さんの興味もそちらに向いているらしい。ぜひとも読ませていただきたいものである。今回、無事できあがったらしいカップルのその後も含め。

わがまましほうだいのレディには、途中本気でいらいらしたが、責めるのも酷なような気もしてくるから、不思議なもの。やはり、すべからくハッピーエンドは気分がよくなるものらしい。

って、まぁ、なんて抽象的な書き方だこと。
2006.12
29
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
新シリーズ第一作。

芸能界シリーズということで、もしかしたらモデルあり?と思ったのだが、私にはわからないや。J系タレントの若いひとたちは、すでに守備範囲外という状態なので。ま、そんなことはどうでもいい。

文庫本一冊をかけて、連載第一回のような趣あり。
ということで、コメントしがたし。
2006.12
29
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
とてもラーメンが食べたくなる作品。

って書くと、いったいどこをどう読んだ!?といわれそうだが、あのラーメン屋のシーンがとってもよかった、ということでご納得いただけると・・・。

イラストの宝井さき氏の描くウケくんがかなり幼くて、そのイメージにひきずられてしまったものの、作品をしっかり読むと、実に心の強い男の子(というのは失礼か。やはり引きずられているらしい)かと。
自覚するマイノリティの立場を、しっかりしたお性根で支えることができれば、こうまでひとは強くいられる、というカンジ?

盲目の天才造形家・天野さん、大好きです。←でたよ、脇役好き。
2006.12
24
とても上手に紹介できそうにない。
ので、amazonより転載させていただく。
「幼い日の記憶への憧れを秘めた孤児星玲子の小さな胸を、祖父が遺した幻の遺産をめぐる大人たちの打算が容赦なく揺さぶる。雪の札樽国道をさまよう少女を必死に守る幼な友だちの丈と愛猫とら。音もなく時間を巻きこんでいく非情な運命の糸車は、どんな明日を見せてくれるのか。雪国に芽ばえた可憐な愛の行くえを美しく描く長編ファンタジー。」

著者のことが某所で話題になっていて、その伝でこの文庫をいただいた。

とても不思議なテイスト。
まるで違ってはいると思うのだが、V・C・アンドリュースの作品を思い出した。屋根裏部屋の花たちのシリーズを。自分ではどうしようもないような運命にほうりこまれた女性、というところの共通点から、かな。こちらはキツくてあまりに哀しい物語なので、どうにも読み返せないのだが(例によってどこに仕舞ってあるのかもわからん)、佐々木氏の作品は、とりあえずまず第一作から読んでみようと思った。全部読まないと気が済まないような気分だ。
2006.12
24
いーちゃんも玖渚も、いままでとは違う面を見せているこの作品。タイトルにもあるように、まだ上巻しか読んでいない。
ので、感想もどきは下巻読了後に。
2006.12
24
猫探偵 正太郎の冒険 3。

山県ファンとしては読み逃せない一冊。
(堂々と偉そうに書いているが、いまごろ読んでいるようじゃ・・ねぇ)

というわけで、トーマ視点というよりは、山県登場作品という印象になってしまうのだが・・・トーマの慧眼もなかなか。あくまでも受け身だけども。いや、猫のスタンスから逸脱しないというべきか。

次巻では、トーマと正太郎の再会はあるのかな?
ひとみさんの生活はどうなるのかな?
いつ発行されるのかな?
いろいろもろもろ楽しみだけど、今年は猫探偵はこれで打ち止め。
残る柴田作品は『銀の砂』だけだー。会社に置いてきちゃって失敗した。ちぇ。
2006.12
24
猫探偵 正太郎の冒険 2。
6作収載されている連作集。困ったことに、どれがイチバンと言えない。

だめだ。
言葉も浮かんでこない。
あ、ひとつだけ。
この連作集のおかげで、正太郎の同居人ひとみさんに対する意識のマイナスポイントが確実に減った。

あ、あとひとつ。←なんだ、書いてるじゃないか。
『ナイト・スィーツ』のような恋したい。

あ、もうひとつ。←いさぎよく全作品にコメントしやがれ!
『正太郎と井戸端会議の冒険』
とても短編(中編?)とは思えない密度の濃さに感動。ミステリファンとして余見逃しちゃいけない作品だと思う。わんにゃんたちの活躍、ほんとにカッコイイよ!
2006.12
24
猫探偵 正太郎の冒険 1。
連作集で、正太郎視点と、そうでないものが交互に収載されている。このへんが妙(ヘンという意味ではなく)かな。

最初は、正太郎に思い入れがあったせいか、そうでない作品に違和感があったのだけど、連作集を現在出ているものすべてを読んだあとでは、ちがう印象になった。どうもこのシリーズは初読と再読でかなり印象が変わる。なぜだろう?

文庫に収載されている最初のイラスト(前田マリ氏画)が秀逸。「猫探偵 正太郎」なんて名刺、あったら私ももらいたいよ~。もちろん正太郎の手(前足?)から。

『光る爪』と『ジングルベル』は、柴田氏の本領発揮という印象。
お気に入りは『正太郎と田舎の事件』だな。



ところで。
これね。<あぶり餅>めいちゃま
2006.12
24
シリーズ読書記録一気書き。

二作目のこれは↓にも書いたように長編。
登場猫が多い分、より猫の生態、気質その他が興味深く、いまだからこそ作品世界を堪能できたのだと思う。

東京へ到着してからの章立てのなかの節に、足あとマークが使用されているのも楽しい。

電車のなかで読んでいて笑いをこらえるのがたいへんだったのが、ある地の文。正太郎によるものなのだが。あまりに楽しいので、文章中にないと意味がないと思いつつ、書き出してみる。

「デビッドだかボウイだか」
「デビッドもしくはボウイ」
「デビッドまたはボウイ」
「デビッドじゃなければボウイ」
「デビッドあるいはボウイ」
「デビッドかもしれないしボウイなのかも」
「デビッドええいめんどくさいどっちなんだいったいボウイ」
「デビッドもうどっちでもいいやボウイ」

とてもよく似た双子猫のデビッドかボウイかどっちかわからない猫を相手にモノローグする正太郎が、文庫4ページにわたって呼称するようすは、このシリーズの軽妙なテンポを象徴していると思う。ほんとにリズムよく読める作品だ。

正太郎とほかの猫たちの活躍は、読んでのお楽しみ。
私は、山県さんが好きだ~~。

実は、シリーズ第一作で「猫族という生き物は、ドアが好きだ」という一文を読んで、『夏への扉』を思い出した。私の大好きなハインラインの作品で、絶対に手放せない本の一つなのだが、これにはピートという猫が出てくる。主人公に寄り添って、主人公をなぐさめ勇気づける存在なのだ。この作品で書かれた猫と扉についての記述がとても好きで、その部分を思い出したのだ。
しかして。この文庫本のあとがきを読むと、柴田氏のところにはピートという猫がいるという。まさしく、かの作品から名前を頂戴したものという。とてもとてもうれしくなった。猫を飼ってなくても、実際に猫に触れることはほとんどないけど、でも、猫アンテナは同じ周波数を感じたような気がして。
2006.12
24
前田マリ氏の挿絵もたいへんステキなこのシリーズ。実はちゃんと読んでいなかったので、このクリスマスを前に一気読み。すでに読んでからは10日以上経っているんだが、いまごろのろのろと記録する。

シリーズは現在5冊発行されているのだが、最初の二作が長編で、こちらは再読になる。ひとみちゃんという存在になぜか馴染めなくて(浅間寺先生は大好きなのだけど)・・・・というよりも、柴田作品のなかでも軽妙なタッチであるこのシリーズよりも、ほかの重厚なもののほうに私が寄っていたせいかと思われる・・・・なんとなく読むのを後回しにしていた。
今回再読して、猫探偵に触れた当初、私の周辺に猫を飼っているひとがいなかったことも、大いに関係していたと思うように。なぜかというに、最近あちこちで散見される猫という種族の生態に、この作品がリンクして、初読の何倍も楽しかったからだ。ついでに年を重ねたせいか、ひとみちゃんにも鷹揚になってきたのかも・・・。

今回は、文句なく正太郎という猫の頭の回転と、柴田作品の特徴である(と私は思っている)なんとも胸をしめつけられる切なさを、思う存分堪能した。そうして読んでみれば、軽妙なのはタッチなだけで、それは作品のテンポを高めこそすれ、なんのマイナスにもなっていないし、本格とよぶにふさわしい謎解きも、正太郎(およびサスケ)の目から観察される人間たちの姿に惑わされ、後押しされ、たいへん面白い流れになっている。
苦手なひとみちゃんも、見る方向を変えれば、もしかしたら、作者が猫目線で“ひと”という生き物の身勝手さをその存在に凝縮しているのかな、とも思ったり。多少なりとの自嘲を含め。

とにかく楽しかった。
いままで「正太郎シリーズがいちばんよ!」という猫大好き人間には、「えー?ほかにももっとすごいのがあるんだから!」と言い続けてきた私だが、これからは、「おもしろいよねー。もっとすごいのあるけど、正太郎もいいよねー」とアンサーが変わる。きっと。

***

ひとつだけ、ちょっと。
この文庫には、二階堂黎人氏による解説が収載されている。私の手元にあるのは初版なので、このあと訂正がなされていることを期待しつつ。
私は、柴田作品未読者になにを?といわれると、ミステリ好きな方には『少女達がいた街』をお勧めしている。この作品名がこの解説で間違って表記されている。それはなんとも悔しいことであった。解説文とはいえ、校閲よ、もっとちゃんと仕事をしようよ!
2006.12
24
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
前巻からすぐの発刊で、あれ?これもう買ったやつだっけ?と半信半疑で手にとったら、読んでいなかったので即購入。奥付は2007.1.20なんだから、読んでいるわけないよな。

これでラストかと思ったら、次が最終巻になるらしい。連載終了はたしか先月だったか。終わってしまうのは淋しいけれど、大団円はきっとまちがいないので、そのへんはしあわせにさせてくれることを願って待つとする。

イラストは↓と同じ、陸裕千景子氏。やはり、あまあまシリーズにはよく似合う。こっちのシリーズはとぼけた職場の人物のイラストが楽しいけどね。今回は休日に同僚に囲まれて談笑している久遠寺のセットされていない髪がセクシーでござった。

今回の書き下ろしは、映一家の話。どこにいても映はタイヘンなヤツということで。こちらは、お嬢様にご愁傷さま。
2006.12
24
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
罪シリーズ五作目。
著者は、やはり里見への思い入れがたいへん強いらしい。それはとてもよくわかるので、このシリーズも、私としては「見果てぬ夢」シリーズとよびたい。表紙にはそれは反映されていて、欧文で表記はされているんだが。でもまあ、版元としては、より解りやすい罪シリーズとしたいのだろうけど(というか、最初の1冊目の段階で罪な~というタイトルシリーズにしたのだからしょうがないか)。
もっとも見果てぬ夢を追って、追って、ついには行くところまで行ってしまった里見はもう思い出でしかないわけで。そうれを思うと、シリーズタイトルにはふさわしくないか。

さて、今回の作品。
そのへんの里見への思いを、登場人物が昇華させていく物語となっている(おかげで、思わず読了後シリーズ第一作をぱらぱらと読み返してしまったよ)。
とにかく、甘くて甘くてしょうがないいつまでも新婚な良平とごろちゃんだけに、彼らの周辺に事件をもってくることしかできないというのも、なかなかたいへんな縛りのような気もするが、それはそれで安心して読めるという土台でもあるので、読者としては事件とその背景に焦点を絞ってよめるサスペンスになっていて楽。

大人しいくせにきかん気なごろちゃんは、あいかわらずの無鉄砲ぶりで(結果として、だけど)、良平はほんとにタイヘンかな、と。ま、惚れたもんまけです。けど、彼ら二人のやさしい気質が、事件の読後感をいやなものにしないのもいい。

イラストは陸裕千景子氏。甘いこのシリーズにはぴったり。
今回の巻末マンガには大爆笑。サメさん、ご愁傷さまです。
2006.12
20
なかなかに進行しない縁と音海の関係に、少しの苛つきを覚えつつ、でも、こうしてゆっくりと気持ちを自分のなかでもしっかり確認しながら進んできたからこそ、いまの(?)あの男夫婦があるんだろうなと思う。

縁が「なんでだよ?」と思う気持ちも、音海が「うまくいってる」と思えない気持ちも、なんだかとっても手にとるようにわかって、描き手のなかで、彼らという存在がきちんとできあがっているんだなぁって感じたよ。

はやく続きが読みたい。
でも続刊はきっと一年後ね・・・。

それにしても。
内山くん、キミはいいひとだ~~~~!
2006.12
20
まずはイラストについて。
2巻まではカラフル文庫で読んだのだけど、鈴木びんこ氏のイラストがとてもあたたかくて、ちょっとした食べ物のカットがとてもよくて。もちろん、このピュアフル文庫のイラスト担当、宮尾和孝氏の表紙も、色合いがとてもやさしくてほこほこするのだけども、ちょっとだけ鈴木氏のカットが見たかったな、というのは正直ある。もし今回食べ物カットがあれば、きっとタラコ入りのお好み焼き! かなり食べてみたいデス。

ストーリーはまだまだ歩くん悩む悩む。いろいろ巻き込まれながらも、つっぱりながらも、まだまだ青春まっただ中。傷つきやすいお年頃。けど、少しずつ成長していく姿はたくましい。たのもしい。

解説(加納朋子氏)のいうように、“気長に、のんびり待ち、そして見届ける”ことをしましょう、このシリーズは。も、か。
2006.12
20
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
うーーー・・・・・ん・・・。

ラストの爽やかさ(?)がとりあえずいいかな。
2006.12
19
あーあ。ついにやっちゃったよ。

このブログをのぞいてくださっている皆様のなかに、ここにひとつの法則があったことをお気づきの方はいらっしゃるでしょうか。
あった、と書きました。そう。ついに破ってしまいました。

なにかといいますと。
今年は日本作家の作品のみ読む、というこだわり。
(映画や舞台は除いて、ですが)

12月も押し迫って、とうとうやっちゃったよ~~。ふと見かけたレビューで、ちょっと読んでみたいと思ったのが運の尽き。なにも考えずに読んで、楽しんで、ここに書こうとして、誓い(というようなそんな大袈裟なこだわりでもないけど)を思い出したという始末。
でも、読んだから記録する。

あーあ。

でも、読んでよかった。
とてもほのぼのした。
心の潤いというのは、いつどんなときでも、どんな人間にも必要だと思う。

チビウサギとデカウサギの「どんなにきみがすきか」競争。どうぞ味わってみてください。
2006.12
19
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
イラストは桜城やや氏。ほかの方の感想をみると、非常に評判がよい。桜城氏のコミックスは好きだし、この作品も、村瀬の腹にイチモツありそうな読めなそうなところはよく出ていて、おお!な感じだが、なんとなく水野谷の顔が安定していなくて、ちょっと違和感。ことに表紙。ううーん。

作品は・・・やはり、一筋縄ではいかなそうな村瀬の造形が興味深いかも。

私としては、村瀬の同僚(上司?)の萩原がよいかな、と。←出たよ。脇好き。
2006.12
19
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
ボンバーズのシリーズに似たテイストかな? 幼馴染みとの再会から巻き起こるドタバタのあたり。あとはイタコ登場!なので、なんとなく眠り男や霊感探偵(というようなシリーズ名ではなかったし、シリーズといっていいかどうかもわからないが)のシリーズも思い出してみたり。

こう書くと、どうも二番煎じくさい作品のようだが、ま、確かにそんなところもある。

ただ、エクソシスト志望くんが気に入ってしまったので、これがシリーズ化したら、また読んでしまうには違いない。やれやれ。
2006.12
19
いまさら説明するまでもない現代本格ミステリの代表格。もちろん初読ではなく。当然トリックも覚えていて(それだけ強烈だったということ)、いまさらなぜに再読なのか、というと。

ついに刊行スタートした『島田荘司全集』の第一回配本にこの作品が収載されていて、なんと改稿されているというのだわ。なので、それを読む前に一度改稿前のを読み直しておこうと、そういうわけ。

ただ、重量級の作品なので、これで全集に手をつけるのが遅れることは必至。
ま、いっか。
2006.12
19
bk1より内容説明転載。
『「占星術殺人事件」から始まった人気ミステリー御手洗潔シリーズに様々な角度から迫る。多彩な執筆者による特上のパロディー小説、極上のコラム、また作者・島田荘司と御手洗潔のロスでの会見記も収録。』

ファンによる御手洗潔研究ノートというか。
いろいろなアプローチがあって楽しめるが、けっこう難解でもある。時間をかけて少しずつ読ませてもらった。

なかでも面白いアプローチだったのが、柄刀一氏による『青の広間の御手洗』で、これは御手洗潔の友人への思いから発せられた行動を描くもの。なかで、ノーベル賞を受賞するチームに所属する御手洗は、受賞をこばむのだが、この作品の直後に収載されているのが、“響堂新・翻訳”とされている受賞対象の研究論文で、こういうお遊び感覚っていいな、と。

あとは『パロサイ・ホテル』で読んだ(のだと思う)作品の前提(ではないけれども同設定)となっている作品もあって、なるほどと思いながら読んだ。

実は再読なんだが、どうやらちゃんと読んでいなかったらしい。もろもろの記憶がない。反省。
2006.12
19
Gシリーズ第五弾。

あいかわらず加部谷がやかましい! 前作はさすがに囚われの身だったせいか大人しくて助かったが、これはダメだ。癇に障る。

シリーズとしては、保呂草が登場したり、アキラ(←漢字忘れた。固有名詞出てこないけど、多分彼女だよな)が登場したり、真賀田四季の存在感が大きくなってきたりで、うねりを感じる。ので、きっと読み続けるんだろうな・・・。
犀川先生はあいかわらずなぜか大好きだし、萌絵もいろいろな繭を破っているようで、犀川先生にとっては、もしかしたら目の毒なのかも・・・。いや、心の毒かな? で、きっと必要毒。というか、私はいつのまにこの二人の恋愛にまで立ち入るようになったんだか。

ところで。
わからないのは赤柳なりよ。
このひと、Gシリーズ以外では登場してるんだっけか?
情報求む!
2006.12
19
『約束の街シリーズ』第一作。
どうやらこのさきに『ブラディ・ドール』と交錯するようなので、まずこちらのシリーズを攻略することにした。

似たようなテイストなんだけれど、どこか違う。どこがどう違うのかがうまく表現できなくてもどかしいのだけど、さらに乾いている印象なのだろうか。ブラディの川中のほうが、より感情移入しやすいのだろうか。もちろん私にとって、ということだけど。

判断は、とりあえず二作目を読むまでは保留ということで。
2006.12
19
ケガしてみたり、体調悪かったりで、記録滞りがち。
もう何日に読んだのかよくわからないので、記録日時のままUPする。

***

表題作のシリーズには興味なし。
ただ、『蝶丸』のシリーズが収載されているというので、これは買わない訳にはいかないと。
キレイでワガママで、でもカワイくてほっとけない蝶丸は、やっぱり大好きなのです。
2006.12
10
Gシリーズ4作目。
まだまだ大枠の謎は姿を現さない。

めずらしくよく喋る海月くんに焦点をあてて読んだ。このシリーズの探偵役だね。シリーズとしては、この先の彼の洞察に興味あり。
作品の核であるトリックは、なんとなく途中で気がついたので、というより、わからせられたので。あそこで気づかないといけないでしょう。

すこし作品に現代社会への警鐘とでもよぶべきなにかがあったような。登場人物の無常観、のようなものは、中学の頃の私のこどもっぽい絶望感に通じるものがあって、懐かしいやら、哀しいやら。

犀川センセの、「もし警察の指揮をとっていたら?」という問いかけに対するアンサーが、すこしショックではあったな。とても、らしい、とも思ったのだけど。