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神保町の片隅で

活字中毒気味人間の読書記録です。

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Diet
ダイエット日記
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2006.06
29
弱者を目下と思う社会。
その社会を善とする人間はだれもいないとは思うのだけど、現実はというと・・・・。

感覚がいろいろな意味で疲弊もしくは麻痺している大人(年齢的にという意味での定義とさせてください)からの視点ではなく、いろいろな矛盾を感じつつある、だがまだまだナイーブで、疑問を疑問として受け取れる世代にぶつけた作品。

コメントはしないが、強くなっていってほしいと思う。
笑わせることによって。
笑い飛ばせる強さを自分と周囲にもってもらえるよう。


ところで、読後すぐに本屋を覗いたときに見つけたのだけど(いや、本屋は毎日覗くのだけども・・)、これの3巻が出ていたね。いましばらくしてから読んでみようとは思う。
2006.06
28
幽霊騒ぎをテキパキと論理的に解明していく美生。転職の果てに見つけた転職なのだろうな。
というのはおいといて。

この作品で楽しめるのは、女性の気安い友人同士のありさま。働くことに疲弊した女性のほんの一瞬だけれども現実逃避を完成させてくれるホテルのありよう。そして思うのは、金と愛情をハカリにかけたら・・・うーん、どうするかな、という自分への疑問。ゴーマンな男への怒り(もちろんすべての男性を指すわけではないです)。

なにより知りたいのは、これを読んだ男性の感想。

ひと月でいいから、日常を置き去りにしたホテル暮らしをしてみたい。
この作品に出てくるレディたちのように、一日や二日では私はリフレッシュできないし、コストパフォーマンスを考えれば、自宅でごろごろしてるようがいいや。ああ・・・なんて貧乏くさい・・・。
2006.06
27
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
全4冊予定の作品ということである。残りあと1冊。作者がいみじくもあとがきで述べているように、「でももう1冊しかないのです」状態だ。さて、きちんと蝶野と三木はまとまるのでしょうか。いや、まとまらなくてもいいとは思うのだけど。無理に恋愛小説にしなくてもいいような・・。けれど、蝶野がこの先まっすぐ生きていくうえで、三木との心の交流があるほうがいいんだろうな、とは思ったりもする。

とりあえずいちばん足元のぐらついていた響川くんがしあわせなので、私はこれでよし、です。はい。


このシリーズで番外として展開されている「さよならを教えたい」のほうが私には興味深い。おそらくは希有な才能をもっているのであろう皐月が、羽ばたいていく姿を、どにかく見たい。どうぞ自分の心に押しつぶされてしまいませんように。
2006.06
26
感想が書けない。
再読時にちゃんと書く。
2006.06
26
五條作品には、家族が背景になされているものが多くある。この作品はそれがなかでも色濃くあるものかもしれない。血の濃さが、その人間の根幹になすもの、そして、それがゆえに存在する、いやせざるをえない愛情と憎悪。世に近親憎悪という表現もあるが、実際にそんななかに身をおいてしまうと、いったいそこには、そんな相克があるんだろうか。

ヨリックとは?の謎解きも面白い。
だが、やはり、ひとの心の柔軟さーーその柔軟さは、愛情が一瞬にして憎悪に変わってしまう恐ろしさももつものなのだがーーが迫ってくる。

それにしても、にーちゃん、最初はどんなヤツだ!?と思ったけど、いちばん魅力的だ。ひとを超越してるような気もするけど。
2006.06
23
館シリーズ第二弾。
読み返して唖然。いやもうほんとにしっかりちゃっかり忘れているわ。

綾辻作品に往々にして感じられるゴシックロマン風のイメージは、ここが起点のように思う。最後の大詰めは、探偵役の推理というよりは、推理から導かれた偶然のような印象があったりもするので、謎解きの展開としては、納得いかないような釈然としないような読後感があるのだけれども。

少しラスト急ぎ読みをしたせいかもしれない。

横溝作品からミステリにのめりこんだ私としては、こうしたゴシックな雰囲気は大好きです。またゆっくり読みたいな。トリックを忘れたころに。
2006.06
22
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
罪シリーズ第四弾。

切ない内容ですわ。
あいかわらずトミー富岡は私にはウザイですが。

良平の病室でごろちゃんがかきくどく姿が圧巻。ひとがひとのことを思いやるその思いとは、どこまで深くあれるものなのか。私には想像できないな。
すべてが丸く収まったわけではないけれど、きっと殺されたあのバカ以外にはきっとみんなに明るい未来があると思える。そこがいい。

ところで。
良平とごろちゃんのえっちは、もう特になくてもいいと思うのですが、それはBL読者としては失格?
2006.06
22
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
罪シリーズ第三弾。

プライドと劣等感の狭間で、人はどういうふうに狂っていくか。
犯罪者の心理を分析したいわけではないけれど、猜疑心のなかで真っ当に前を向いていくことはできないよなーと思う。
前作から顔を出している富岡@恋敵がウザイ。ウザイ。ウザイのよーーー。ごろちゃん、アナタも良平以外に相手する気ないんだから、めげてないできっちり見捨てなさい!!
とはいえど、今回富岡トミーのおかげでごろちゃんが助かったというのもあり・・・・・うーーー。

あー、なんだかだいぶこのシリーズに深くハマってしまったような・・・。不覚!!

愁堂氏のサイトには、このシリーズのこぼれ話ほかがたくさん掲載されています。興味おありの方は、足を運ぶべし。
愁堂氏のサイトはこちらです。
2006.06
21
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
「罪」シリーズ(というらしい)第二弾。
大人買いした以上、連続読みするさね。

この作品はシリーズメインの二人というよりも、犯罪者と殺害されてしまった者とのとても切ない関係が印象的。というより、メインの二人はほっといて・・という感じ。

大人になって社会に出て、うまくいくこともあればうまくいかないこともある。うまくいっているときはいいが、そうでないとき、ひとが自分のなかのいちばん綺麗な思い出に心を寄せてしまうことは、だれにも否定できないだろう。そこでとどまってしまうか、それをバネにまた前を向くかの選択はあるにせよ。

犯罪を犯したわけではないが、綺麗な思い出に殉じてしまった本宮が、とても儚い。しあわせだったのだろうけども。けれど、彼の、人生から逃げでもあったその行為には、100パーセント賛成してあげることはできないな。せめて、それを踏み台にして、南野には再生を果たしてほしいと思う。

って、なにを語ってるんだか、私は。
2006.06
21
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
買うつもりはなかった。なかったんだが、愁堂氏の公式サイトに掲載されているこのシリーズ作品を読んで、なんとなく読んでみたいなーと思ったところへ、小冊子付録ついてまっせーフェアに踊らされて、シリーズ4冊大人買いをしてしまったのであった・・・・。

サブタイトルはサイト発表時の「見果てぬ夢」。
作者はこの見果てぬ夢をみていた人間に熱い思い入れがあるそうだが、それもわかるような気がする。思いをうちに秘めて秘めて秘めて押え込んでいたものが爆発したとき、ひとはいったいどんな行動に出てしまうのか。それがもし法律に触れることであれば正当化はできないにせよ、それを慮ることはやぶさかではない。
片やあまりにも順調にひと目惚れが成就しているだけに。

地の文で攻め氏の名称にすべて「氏」がついていたのは少々うるさかったな。語り手の受けくんが出会ったばかりというところからのスタートだろうけど、そのへんは考慮しなくてもよかったんでは?
2006.06
20
鹿乃氏の作品ですから・・・・・まあ、エロい。
ただ、切ない少年の気持ちと、若さゆえの暴走(というか思い切り?)を足掻かせたら(って打ってしまった・・)じゃなくて、描かせたらです・・やはり巧いと思う。

このコミックス、装丁がすごくいい。
SUEZAWA DESIGN OFFICEとあるが、ほかにはどんなものを手がけているのだろう。作品もしご存知の方いらっしゃったら、教えてください。


「ナツコイ」「フユコイ」の篠原のルックスは、ものすごく好みでございます。作品としては「ムジナ」かな。
2006.06
20
法月氏の小説作品は、なんとなく全部読んでいたつもりだったのが、なぜか読み残していたのがこれ。びっくりだ。

ミステリの醍醐味、フーダニットをストレートに味わえる短編集だった。
作中の作家と同名の探偵は、長編になるとぐずぐずと悩むきらいがあって、『生首に聞いてみろ』は巷では評価は高かったようだが、このぐずぐず感がどうもイヤで、しばらく読むのやめてみるかなと思ったほど。だがしかし。

短編集の探偵は、悩む時間も限られているせいか、時折迷走しつつも、なかなかの切れ味をみせてくれて、さくっと読めてよかった。『冒険』しかり『新冒険』しかり、法月探偵は短編のほうが面白い。

作家法月氏は、↓の『どんどん橋~』いくつかの作品で「悩める自由業者リンタロー」のモデルになっているが(モデルだと勝手に推測している)、あんまり悩まないで、締め切りに追われつつでもいいから、短編をたくさん書いてほしいな。ヘタすると短編のほうがミステリ作品はキツイというのは存じてはおりますが。
2006.06
20
一気読みです。一気読み。

激流とは、運命の流れのことなのか。そのへんが釈然としないまんまだったんですが。いや、もちろんそう書かれてはいるのですが、流れが激しくなったのは、運命の流れが動き始めてから20年後のこと。そのへんが、ね。ちょっとだけ。

けれど、20年を経て甦る、いや甦ったのではなく、沈んでいたのが浮かび上がってきたのか。流れの表面に。
浮かび上がってきたかつての謎を解きほぐしていく作品の流れはまさに激流で、そこに身を投じたら最後、読み終わるまでは流されていくがまま。視点が一人に定まっておらず、いろいろな人間の目から出来事のいろいろな側面を見ていく構成なので、飽きることなく、いや、流れが淀むことなく、しかし、打ち上げられた先は、とてつもなく哀しい。

哀しいのだけれども、ちゃんと人生と向き合えたならば、そこには希望もあると、幸せに生きていく場所もあると、作者にいわれたような気がします。

それにしても、これだけの量を一気読みさせる柴田氏の作品は、とてつもなくすごいエネルギーをもつものです。
2006.06
20
1987年刊行のこの作品がなければ、新本格という名称はなかったにちがいない、といっても問題ないと思っている。綾辻氏にとっても、一読者の私にとっても、日本のミステリ界にとっても、感謝をささげなければならない作品だよな、きっと。

刊行当時に読んで以来、実は読み返していなかった(と思う)。
いつかはきちんと読み返そうと思っていたのだが、先日発行された『びっくり館の殺人』がいいきっかけになった。『暗黒館の殺人』のときには、あまりに重すぎて、すぐに読み返しのスタートを切るには・・と躊躇したので。これから少しずつゆっくり館シリーズを読み返していくつもり。暗黒館まで。

いま読むと、当時よりもやはり作家の若さが目につく。ほぼ同時期デビューの私の大好きな有栖川氏のデビュー作と比べると、書いていて楽しい!というイメージは残念ながら伝わってこない。なんだろう、もっとなにか切迫したものが感じられるような・・・・。うまく書けないけれども。けれど復讐譚でもあるこの作品には、それだからこその哀しみはひたひたと行間に漂っていて、読んでいて苦しいほど。やっぱ好きだな。

巻末の解説は鮎川哲也氏による。ノベルズ版の際に収載されていたかどうかの記憶はないのだが、今回じっくりと読ませてもらって、感動した。若い才能へのあふれんばかりの喜びと、貶すことを評とする輩への怒り。ミステリの先達として、きっと本当の本音なんだろうね。

このブログは評を目的とするものじゃないけど、作品に対して辛辣であることもままあります。自分の産んだかわいいコたちを素人が好き勝手に文句いうのはとてもイヤなことだろうけど、これもまた私の本音。このなにもわかっちゃない素人め!とお捨ておきくださいまし。
2006.06
19
表題作の『どんどん橋、落ちた』は初出のアンソロ本で読んでいたのだが、こちらの連作短編集は未読のまま、いままで手を出していなかった。というより、その存在をちゃんと認識していなかった。じゃなかったら、とっくに読んでいたはず。なんたって綾辻作品なのだし。

で、かなり興味深かった。
綾辻氏がなんとなく書きあぐねている自分自身をあちこちに投影させた作品集というか、ま、そんな感じ。ある意味ネタばらしになってしまうので、詳しくは書かないが、自分のあれやこれやに置き換えて読むことになってしまった。なんせこの綾辻氏、世代がいっしょもいっしょ、同学年というやつなので。

いちばん読んでいて楽しかったのが、『ぼうぼう森、燃えた』。
登場人物もさることながら、その背景に綾辻氏の思うところが透けてみえていて、そのへんも合わせ読むことができると、かなり楽しめる。

『フェラーリは見ていた』も某有名編集長と名編集者(ミステリファンならだれでもわかる)の登場が楽しい。オチもひねくれていて(ひねっていてではない)おもしろおかしい。

『伊園家の崩壊』は・・・・これはある種冒涜?? 私はこれである有名アニメは真っ当に見られなくなったと思う。批判するものではないけれど。よくぞまあこんな思いつきを、と思ったよ。

『意外な犯人』は。まあいちばん正当かな。そういう表現が正しいかどうかはともかく。

とにかく私はおおいに得るところがあった。
ひとは悩める存在なのよ。みんな。きっとそうなのよ。
2006.06
19
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
あいかわらず職にこだわる作家さんである。
今回はハリウッドスターと特殊メイクのアーチスト。
白人のハリウッドスター(金髪碧眼じゃないのがなんとなくらしい)を太った黒人に化けさせたり、父親そっくりに化けさせたり。はてはメイクアップアーチスト(こっちは日本人)自体が性別不詳のエンジェル(!)になったり。
そういったモチーフは面白かった。
続編があったら読んでしまうかも。

イラストは、ライトグラフⅡ氏。ちょっとかなりいただけない感じ。
2006.06
19
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
このシリーズはもう読まない。以上。
2006.06
12
なにも一気読みしなくても・・・と思うのだが、やめられないものはしょうがない。
ということで、きのうの夕方から夜中まで、武本といっしょに突っ走ってしまった。
といっても、この作品で武本をはじめとする警官たちが突っ走っているわけではない。みんなそれぞれが自分の選んだ警察という場所を少しでもよい方向へと向わせることができたら、模索しながら一歩ずつ歩んでいる。その姿は、息苦しいまでに真摯だ。

犯罪とはなにか。
罪とはなにか。
法とはなにか。
そして警察とはどうあるべきか。
問いかけられるものはたくさんあれど、答えは出されないまま。読み手に投げかけられているこれらの問いには、私自身も答えはもたない。「法への信頼が薄れている」というのは間違いないと思うけど。

第一作の冒頭でもった武本へのイメージはすでに180度回転してしまいましたね。無口で無骨で実直。最初はなんともむさくるしいというよりも汗臭そうなおっさんだったのだけども、いまはこれほど信頼に足る人間はいないのではないかしら、というところ。もうすこしふてぶてしさがあったほうが武本っぽいような気がするんだけども。
ただ本作では、そのへんの荒んだ部分を和田に集約させていたようなので、そうならざるをえなかったのか。ある意味キャラもののシリーズだけにもうすこし見直してほしかったかな。
潮崎もまた成長して、さらにイメージアップ。かわいく正しく開き直って、理想と夢をその手にしてほしい。前作のようにかっとんだ部分が少しばかり緩和されていて、そのへんはかなり残念。

さてシリーズのつづきは書かれるのだろうか。
読みたいとは思うが、あまりキャラが変わっていくようなら、かえって書いてもらいたくないなというのが正直な感想です。
2006.06
11
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
『ブラックタイで革命を』のつづき。
舞台をイギリスに移しての第二作は、↓で書いたように、会話の妙を楽しめる作品となっている。「その通り!」と作中にあるのが「That's right!!」とか「Exactly!!」とかに読めてしまうんだな、おもしろいことに。

あいかわらずトレーディングについては、読んでも読んでもよくわからないところがあるのだが(作家さんは、ほんとによく調べて咀嚼してるもんだな)、緊迫感は変わらずがっつり伝わってくる。

この二作目は業務上の危機が恋愛関係の危機ともあいまっているのだが、そのへんをあわせたうえでのラストの盛り上がりが少々欠けるきらいがあるかも。ちょっと残念。紙数の都合のような気がしないでもないが。
2006.06
11
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
日本人の書き手が外国人を書くと、そのまんま日本人的話し言葉を使いがちなのだが、アメリカ人ならアメリカ人らしさ、イギリス人ならイギリス人らしさを感じるセリフ遣いが、松岡氏の作品の特徴であると思う。妙なバタくささや、動作が目に浮かびそうな描写は、概して日本人作家の外国が舞台の作品が苦手である私には、かえって面白く感じて、苦手意識が取り除かれる。←ややこしくてすみません。

で、いくつか作品をもっているなかで、このシリーズ2作品はいちばんよく読み返すもの。
なぜかというに。
トレーダーの仕事内容がこむずかしくて、いつまでも理解できないからというウワサ・・・。
ただ、理解できないなりに緊迫感が伝わってきて、気分が高揚するのが心地よく、会話の妙もあり、何度も手に取ってしまう。
といいつつも、この作品はほとんど日本人二人の会話が中心なので、冒頭に述べた醍醐味は2巻目のほうに多い。

ストーリーについて少々。
上司の逆鱗にふれて海外僻地の支店に飛ばされた商社マン二人が、その国の内乱に乗じて莫大な利ざやを稼いで、それを置き土産に会社に辞表を叩きつけるって気持ちよくない?
イヤミなほどデキる男って、気持ちいいよね?
2006.06
11
3巻を読んだら、どうしても読み返したくなって、2冊を怒濤の再読。
気がついたら朝の4時半だった。←いいかげんにしなさい。

で、まずは訂正。
↓で2色でなくなったと騒いでいたが、1巻も1色イラストでした。
訂正してお詫び。
どうやら編集のほうも試行錯誤しているようで、紙質、カラー等、出す巻ごとに違う。特に2巻目は、文字もダブルカラーにしているらしく、頭のへんのページはやや版ずれしていて読みづらくなっている。ユギ氏のイラストも、おきつね様の白い着物がカラーになっていて、んん?と思うところも。さて次巻はどのような状態になるのやら。

改めて読み返すと、ホワイトハートなだけに最初はBLテイストも多めといえば多めなのかなと。
サトルがバイでゴータに惚れているという設定は必要がないのかなという思いもありつつ、コギを交えての疑似家族を形成しているという点で、片方に恋情を抱かせることもありかなとも思ったり。サトルが居着く理由の後押しにはなっているわけだからいいのかなとも思いつつ、でも、なくても問題ないよなとか考えたり。
いろいろと忙しく思いを巡らせてはいたんだが。

お読みになられた方はどう思われますか?
よかったら教えてください。

それにしても、素朴なしあわせって、ほっこりするわ。


ちなみにきょうの昼は、2巻で紹介されている「キャベツをたくさん食べようパスタ」のアレンジ。美味かった。
2006.06
10
山田ユギ氏のイラストでなければ手に取らなかったかもしれないシリーズ。
そして、結果、ハマってしまったシリーズ。

ファンタジーのような設定でありつつも、きちんとひとの生きるべき道(というと大袈裟だけれども)を記してくれている小説。自然を敬い、自然とともに生きることのステキさを教えてくれる作品だ。
といっても、きっと私はこういう生き方はしないけれど。いや、できない、か。

銀杏村は、村がそこに住むひとを選ぶ。選ばれた人間は、呼ばれるかのように銀杏村にたどりつく。そこには村を守るおきつね様がいて、村人はおきつね様とともに自然の恵みのなかで暮らしている。

というふうかな。
興味を覚えた方は、ぜひ書店でお手に取ってください。

文庫本にはめずらしく2色仕様で、ノンブルのデザインがPAWなのもかわいい。今回紙がさらに白いものに変わっていて、色もスミとマゼンタでさらにかわいくなっている。ただそのためか、ユギ氏の作中挿絵が1色になっていて、それは残念。←過去2作は2色だった。

このシリーズは、作中に出てきた食べ物のレシピが紹介されていて、今回は「秋の恵み!スイートポテト」「フデコさん手作りのすいとん」「フライパンで作れる、簡単和風ローストビーフ」の3つ。どれもおうちでカンタンに作れるものなので、このレシピも毎回の楽しみです。
2006.06
10
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
設定はファンタジーぽく。しかし、内容はあくまでも純愛。
いつもの高岡作品とはひと味もふた味もちがう作品で、壮大な自然のなかに、読んでいる自分も存在しているかのような気分になれる不思議なテイスト。きっと描写が綺麗なんだろう。

イラスト担当の夢花李氏ははじめて見るが、細い線と淡いトーンなのに、この壮大なイメージをうまく膨らませてくれていると思う。スミの使い方が巧くて、モノトーンにも色彩を感じる。好きだなぁ。この手の小説の挿絵はどうしても漫画になりがちなのだが、これはきっちりイラスト--挿絵だというのがいい。

舞台はゴビ砂漠。砂漠の色を思い浮かべがちだが、この作品では、その上に広がる空がメインイメージ。主人公の“蒼(あお)”という名前も、そこからつけられたのだろう。

ところで。
この作品はシリーズ化される予定なのだとか。系譜シリーズということなので、設定や人物などは変わるのだろうけど、この壮大なイメージのまま続けていかれるとうれしい。
2006.06
10
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
挿絵担当山田ユギ氏の作品を図書館で総ざらいして予約をかけたうちの1冊。
この作品には、ユギ氏の2ページマンガがついていて、これが楽しい。彼女らしいユーモアと方向性(?)があふれていて。たった2ページなのにね。個性とはきっとこういうもの。

作品について。
屈折に次ぐ屈折の小説。ストーリーがではなく、登場人物の心理その他が。要するにほとんどの人物がどこかキレてるんだな。
メインの二人の名前がどうにも覚えられなくて混乱。
こんなことはそうはないのだけれども、なぜだろう? 二人が名乗り合うまで「青年」と「少年」で通しているせいか。その分、なんとなく思い入れができなくて、ちょっと読みづらかった。

どちらかというと、安西と梓也のその後、が興味あるな。
2006.06
10
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
デリバリーホストシリーズの第一作という位置づけでいいのかな?

あさぎり氏の作品は、マンガちっくでノリがよく読みやすいというのが特徴かと思うが、そこはかとなく漂う非現実感というのが、私は好きだ。
異様なお金持ちとかね。
そのへんが少女漫画家的夢(ドリーム)かと思う。
ひと昔前のイメージだけれども、それがまた私の世代にノスタルジーを憶えさせる所以なのかもしれない。

しかし、登場人物・日浦ケイ作大ヒットシリーズ『新宿魔境』は読みたくはないな。お笑い系ホラーっていったいどんな・・・・。
2006.06
08
しょっぱなのシーンがシーンなので、ちょっと肌に合わないかな(読んだ方、そこ、つっこまないように)と思ったものの、読み進めるうちにどんどん引き込まれていった。
とりあえず読んでおくかな程度で手に取ったのだが、思わぬ拾い物をした気分。

ちょっとどうするよ、と思ったおぼっちゃまくん警部補が、あそこまで魅力的なキャラだとは!!

「けっきょく、この全員が完全に自分の望む結果を出すことは出来なかったってわけですよね」

上記はラスト近くのおぼっちゃまくんのセリフだが、この作品の面白さはここにあるのかもしれない。事件は解決、みんな幸せの大団円ではなく、犯人にも警察にも、またほかの人物にも、思うとおりのエンドマークは打たれない。けれど、だからこそ、次の道がみえてくるし、そこに希望も存在する。
目の前に夢があるのはいい、なんてあおくさいことをいうだけのエネルギーはいまの私にはないが、武本、潮崎、宮田のこの先は、ぜひとも見続けたいと思った。安住さんも忘れちゃいけないな。

この作品では警察組織におけるいろいろな柵(しがらみ)も描かれている。うまいなと思うのは、それらを代表するイヤみなヤツらに具体性がないことだな。言動は明らかにされている。ただそこに個人名をかぶせないことで、それらに対する読者のイライラを避ける結果になっていると、読みながら思った。助かった、とも。

***

手に取ったきっかけは、柴田よしき氏作品のRIKOが登場するというひと言情報。本人(RIKO)が作品中に出てくるのかと思ったら・・・・ああいうことでしたか。そのへんのあしらいも面白かったといえば面白かったかな。

情報さんきゅでした。ほんといい作品でした。
あれ聞かなかったら読まなかったところでした。>めいちゃま
2006.06
08
どうという作品ではないのだけれども、なんとなし、ほんわ~としたくて本棚より。

主人公にバイトを紹介した女子高生の感覚がなんとなくわかるなーっと、一読したときには思わなかったことを感じたりした。だから再読はやめられない。
まことに身勝手な感覚なんだけども、身勝手に振る舞えるのも、感性の繊細さというか鋭敏さがあってのゆえ。いまやすっかり摩耗した感性では、傷つくことにすら鈍感で、鈍感すぎて、逆に自分の“こころ”がつかめなくなっているのかもしれない。

いま、10代、20代の自分に会ってみたいな。
いったいどんなヤツなんだろう。
2006.06
08
ジュブナイルといいつつも、実は「館シリーズ」第八作目なんですよ、という著者のコメントを目にして以来、たいへん楽しみにしていた。

期待どおり、ジュブナイルと侮れない作品。
「館シリーズ」に位置づけるとなると・・・巷間いろいろいわれてはいるようだが、シリーズとしての条件は整っているのではないか?と私は思う。

ミステリとホラーの融合で、実際、少年少女が読むと、どんな感想を抱くのかな。興味はあるが、周囲に尋ねられる環境にない。
少年少女、よかったらぜひ感想をお聞かせください。
といっても、このブログは少年少女には読んでもらっても困るような・・・・。

シリーズも再読の時期に来ているようだ。
そろそろ手を伸ばすかな。
きっと10年前とだと、読み方も変わっているだろうし、なにより、自分の年齢がちがう。感性もきっとちがう。
よし。読もう。
2006.06
08
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
シリーズ三作目。
『たくらみは美しき獣の腕で』『たくらみは傷つきし獣の胸で』ときて三作目は「獣の心に」。来春には第四作が出るそうだが、今度はなにになるのか。タイトルの羅列だけで、恋愛(?)の進行状況がみえるような、そうでないような。

あいかわらずの高沢の天然ボケっぷりには、いらいらを通り越して、呆れるばかり。続きもどうでもいいんだが、やっぱり買ってしまうんだろうな・・・。←シリーズはやめられない、というわけです。

どうせなら『~奴が多すぎる』のシリーズ続編を希望する。
あっちはユギさんの表紙および挿絵もステキだし。
2006.06
08
Category : 小説(BL系)
Theme : BL小説
Genre : 小説・文学
新田祐克氏の『ノット・ギルティ』を思い出した。
あれよりは、弁護士がへろりんちょなので、救われるのかな。いや、逆に不幸なのかな?

もし私が神流だったら、人見はなにがあっても手放さないかもな。
だって、結果、大金持ちなんだもん。←拝金主義と呼んでください。