活字中毒気味人間の読書記録です。
夜間非行 花吹雪桜子著(花音コミックス)
2006年03月30日 (木) | 編集 |
失敗。

少年娼婦シリーズは好きだし、この季節にぴったりのお名前だし、と思って買ったのだけど、どの作品もいまいち。
どうせ描くのなら、ちゃんとストーリーを作ろうよ。
あちこち尻切れとんぼのような作品に金払わせるなよ。
っつか、編集者もこれでOK出すなよ。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
ウブ 新田祐克著(花音コミックス)
2006年03月28日 (火) | 編集 |
ホストシリーズ最終話。全2巻が一挙発売。

一挙でよかったよ。
そうじゃなかったら、悶々と待たなきゃならないところだった。
でも、私にとってはあのままストレートに進んでいってもらったほうが・・・げほげほ。

『男が男を愛する時』
『ラスト・ワルツ』全2巻
『ナイト キャップ』
『イロコイ』全3巻
『ウブ』全2巻
10年なんだそうだ。このシリーズの第一作から数えると。
さすがに最初の一巻はオンタイムでは読んでいないのだけど、あとはコミックスのオンタイムでは読んでいたかと思う。我ながら長いおつきあいなのだなと改めて感心。

このシリーズは、実は色恋の部分の比重が大きくなってからは、そんなに好きではなかった。作品の主人公・鷹秋(職業ホスト)の仕事に対する姿勢というのが好きで好きで、それで読んでいた作品だからだ。だから今回の作品も本筋ではなく、岩城さんの甥っ子を鍛えるところあたりがいちばん心惹かれるセクションだったりする。
色恋の部分は・・・・うーん・・・・。
私の大好きな人が袖にされてしまうからだな、きっと。
いや、自己中だっていうのはよーくわかってます。はい。

鷹秋の職業はホストという水商売だけれども、どんな仕事にも通じる心構えなど、たくさんのことを教わったと思う。
それはもちろん作者・新田氏にだけれども。

感謝の気持ちをこめて。
完結おめでとうございます。おつかれさまでした。>新田さん
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
女郎蜘蛛 伊集院大介と幻の友禅 栗本薫著(講談社)
2006年03月27日 (月) | 編集 |
久しぶりに伊集院大介らしい感じの作品だったように思う。
このところうざかったどろどろさ加減が、うまいことハマったのかな。

とても気になる登場人物も出てきたし、なにより伊庭公いないし。カオル女史もアタマのへんだけだし。あの二人がいるとダメなんだよな。うるさくて。

文字で描かれる友禅がとても見てみたくなった。

とても気になる登場人物・・・京三郎はんには、とてもすてきなエネルギーをもらったように思う。

いつもこれくらいの作品だといいのにな。このシリーズ。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
聖域の殺戮 二階堂黎人著(講談社ノベルス)
2006年03月26日 (日) | 編集 |
SFミステリ。
スペースオペラの香りがぷんぷんで、小中とSFに目がなかった私には懐かしい雰囲気。
しかし、二階堂氏がこうしたものをものされるとはびっくりだ。

設定資料集が巻末に収載されていて、そこから見始めたのだけど、なかなか楽しい。いろいろな形態の人類がいて、こういうの考えるのもきっと楽しかったんだろうなーと思った。

ウケたのは、“私の族長様”。これってまんまバロウズの火星シリーズだし、なかに“バルスーム”型〜なんて固有名詞もあるんだもん。“QX”という了解の返答は、E・E・スミスのレンズマンシリーズだし。
さすが学年1コ違いなだけある。バックボーンが近いと、読書傾向もなんとなく似通っている部分があるのだろうね。同じ匂いを感じるというか、妙なところで楽しい。

犯人の着想もSFならでは。
読み始めはどうかと思ったけど、けっこう楽しめた。
これだけ作り込んであるんだから、シリーズになるのかな? 反響次第かな?
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
極楽カフェ 麻々原絵里衣著(Charaコミックス)
2006年03月26日 (日) | 編集 |
しっかり勢いづいているのが丸解り・・・。
麻々原氏の作品をユーズドで購入してしまった。

全2巻。
キャラだけど、一般にカテゴライズ。
ほんのりボーイズの味付けはあれど、恋愛はないので。

夢に向って過去を乗り越えていく少年の話、かな。
おひとよしでおせっかいなのが災いして、人助けが騒動になる(そのなかにはその相手の男性に気に入られてしまうというオマケがあって、そのへんがBL風味なのねん)わけだけど、でも、その前向きな真直ぐさは、とても好ましい。私にとって元気になれる漫画のひとつになりそう。

今夜はもいっかい読みながら寝ようかな。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
朱色の研究 火村英生のフィールドノート2・3 麻々原絵里依著・有栖川有栖原作(あすかコミックスDX)
2006年03月26日 (日) | 編集 |
やっぱり読んでしまった。
そして、改めて「ん?」と思ったところが出てきたので、図書館の本やらなんやら、いろいろと制覇したら、また原作に戻ろうと思う。

「夕陽丘殺人事件」「枯木難殺人事件」の2分冊になってはいるけれど、やはりよく漫画にできたものだなと思うよ。
「夕陽丘殺人事件」のほうには、新版『ダリの繭』のエピローグが小品として収載されているのだけども、これは火村ファンにはうれしいアレンジ。感謝感激です。
「枯木難殺人事件」には有栖川先生のコメント(あとがき)も掲載されていて、楽しいエピソードも披露されている。おもしろい。

どの作品を漫画化するかについては、編集者と漫画家に一任なのだそうだが、その作業に興味がひかれる。
選択作業を裏話としてでも教えてくれるといいのにな。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
時を往く馬 竹宮恵子著(フラワーコミックススペシャル)
2006年03月25日 (土) | 編集 |
竹宮恵子氏最新刊。
どうしても手に取ってしまうのよねー。で、手に取ったら買っちゃうんだよねー。でも、その分は確実に感動が待っている。さすが!

この作品集は、彼女の大学教授生活を踏まえてまとめられたもののようで、漫画作品を制作するにあたってのいろいろがいっしょに学べるようになっている。もちろん、漫画作品愛好家にとっても、たいへん興味深い。ラストの収載された脚本講座(作品解説)は、表題作のシリーズについて書かれたもので、作者の意図するところなどがはっきりと述べられている。自分がその思惑のどこまで読み取れたかが確認できて、おもしろい。
私? 自己採点では「優」とさせてください。

表題作の4タイトルは、ぜひ読んでもらいたい。
いろいろな憂えることをもっている人みんなに。
そこには、甘い癒しはないけれど、たしかに心に響くなにかがあります。それはきっと人それぞれ。

25年ほど前に、一度だけ竹宮さんと握手させていただく機会がありました。あのときの彼女の小さな手。あの小さな手からあの壮大な作品が・・・と感動したものです。きっとあの手は一生忘れない。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
成吉思汗の秘密 高木彬光著(光文社)
2006年03月25日 (土) | 編集 |
光文社創業60周年記念で初版復刻版が出たというのと、やっと歴史ミステリへの食わず嫌いが治ったようなので、手に取った。

名探偵・神津恭介のシリーズおよび墨野隴人シリーズはほとんど読んでいて、歴史ものだけが残っていたので、いつかは読もうと思っていたのだけど、復刻ということで、よい機会だった。
写植文字がなんとも懐かしいもので、ラインなどが狂っているのもご愛嬌。時代背景が時代背景なので、なんとも似つかわしくて、復刻版で読んで正解かと。急ぎの連絡が“ケイタイ”じゃなくて“電報”なんだもん。途中、約束の時間になっても現れない人物に対して「電報ぐらいは打って〜」とあるのには、さすがにびっくり。「東京温泉で汽車の汚れだけを落し」とあるけれど、これ、最近のひとは理解できないんじゃ??

作品自体は楽しく読めた。想像の翼を広げるというのは、こういうことなんだね。

神津さんにもっと逢いたくなったな。
少し読み返してみようか。・・・って、どこに置いたっけか??
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
人喰いの滝 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート1 麻々原絵里依著・有栖川有栖原作(あすかコミックスDX)
2006年03月23日 (木) | 編集 |
一つ読むと他のも読みたくなるのが、シリーズ読み人間の性(さが)のうち・・・。

どうしてこうも上手く小説を漫画作品にできるのか。
不思議でしょうがない。
漫画家さんって、きっとシナリオ書かせたら上手だろうな。
だからといって、小説作品から斬り捨てられた部分は、それはそれで小説世界には必要なもので、ま、上手な漫画家さんの手にかかると、作品は二度楽しめるというわけで。

ありがとうございます。>有栖川先生&麻々原さん

このコミックスに収められているなかで「猫と雨と助教授と」は、ミステリ色のない火村先生の姿が語られたもの。小説の、読んでいる間中しとしとと雨の音のしそうな情感が大好きで、漫画を読む前にごそごそと文庫本を引っ張り出してきて再読(じゃないよなー。何度も読んだ場合、なんというのだろう。改めて読むから改読??)。
漫画のほうは軽めに仕上げられているので(ラスト以外)、なにやら別の作品を余分に読めたような感じで、儲けた気分。

このシリーズ、あとは『朱色の研究』だけだけど、いっそそれも読み返してみようかな。
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
ねこのばば 畠中恵著(新潮社)
2006年03月22日 (水) | 編集 |
『しゃばけ』シリーズ第三弾。

やはり、この方の短編いいよ。これくらいの長さのものを続けていってくれるとうれしいな。
あれ? 第五弾は長編のよう。
出版まではまだまだのようだが、長編への評価はそれまでとっておこうかね。

記録しているきょう、すでに読了より3日以上たっていて、ちょっと記憶が怪しいのだけども・・・・

「茶巾たまご」のひょろひょろの人物(名前忘れた〜〜〜。裏表紙のイラストがとてもよくて、笑えるんだな、これが)と表題作に登場する寛朝が、今回のお気に入り。きゃわきゃわきゅわきゅわと変わらず賑やかな鳴家ちゃんたちは、もはやアイドルかも!

一太郎は、ますます成長しており、その姿がとても安心感を誘い、作品としての安定感も高めていると思う。手代たちは手代たちで、あまりのかわらない甘やかしっぷりというか、心配性っぷりにはついつい苦笑。
一太郎じゃないけども

お江戸には虎はいないと思うわ・・・・・・。

ところで、“桃色の雲”が欲しいんですけど、鳴家ちゃんはうちにはもってきてくれないですかねぇ。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
201号室の災厄 臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート4 麻々原絵里依著・有栖川有栖原作(あすかコミックスDX)
2006年03月21日 (火) | 編集 |
原作となる小説の映像化あるいは漫画化というのは、100%否定するものではないが、難しいものであることは間違いないだろう。
ことに、好きな作品であればあるほど、抵抗が生まれるものではないか?

この作品は手に取ろうかどうしようか悩むこと2年。
大好きな火村先生が5割増しほどかっこよく描かれている(造形です)のにも逆に抵抗があって、さてどうするかと思ったものの、結局手に取ってしまったのは、表題作がとても好きな作品だったから。これをどう料理されているのかへの興味が勝ったという。
で、結果。
いまうちには、シリーズ全4タイトルが揃っています。ははは。

それにしても、実にうまく料理されていると思う。表題作のオープニングをいきなりホテルに設定しているところにも感心したが、『ブラジル蝶の謎』で容疑者を一人減らして、なんの問題もなく仕上げているところなど、唸るばかり。

原作のない麻々原氏オリジナル漫画作品は、ヨコシマ色のない同人誌のようで、とてもありそうな火村と有栖のエピソードが愉快。『2001号室の災厄』などは笑い転げてしまった。

掲載誌が廃刊になってしまったそうで、まだ続くとされているコミックスはもう出ないらしい。残念!
テーマ:感想
ジャンル:アニメ・コミック
断鎖〈Escape〉 五條瑛著(双葉社)
2006年03月20日 (月) | 編集 |
R/EVOLUTION 1st Missionと銘打たれている革命小説第一弾。
ミステリのカテゴリに入れていいのか悩むところだけども、謎を追う展開なのでいいか。

日本人離れしているというよりもなんとなく人間離れしていないか?のサーシャの正体を知りたいあまりに、このシリーズをガッツで読み進めてしまいそうだ。あした借りてこよっと。

つまらない男だと思っていた亮司が、とてもやさしいヤツで人として救いがあるのがいい。亮司の求める交換条件に捻ったカタチで応えるサーシャも、ほんとに食えないというか。
苦笑してしまう。

大川をはじめとする登場人物の苦悩が、とても心に迫る。
亮司といっしょに、心臓をナイフでちくちく刺されているような気分になる。前に進む、つまり、乗り越えていくしかない、んだよね。切ないけど。

薔薇の花束を抱えるサーシャは、ちょっと映像で観てみたい。
でも、実際にはあんないいオトコはいないよな。

さて、シリーズはこの先どのように動いていくのか。
とても楽しみ。

教えてくれてありがとうね!>めいさま
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
大きな耳と長いしっぽ 大島弓子著(あすかコミックス)
2006年03月20日 (月) | 編集 |
表題作は大島氏の飼い猫サバのシリーズ。
サバについての作品はほかにもたくさんあるようだが、私は残念ながらこれだけしか持っていない。1993年発行のもの。

大島氏の感性に驚かされ、そしてその溢れ出す想いにいろいろと考えさせられる。公園に捨てられていた三匹のにわとりについてのエピソードがとても好き。

いまこの作品は、白泉社文庫の『サバの夏が来た』に収められているらしい。買い直してみようかな。もう1冊の『サバの秋の夜長』とともに、なんとなく持っていたいような気分。

このコミックスにはサバのシリーズではない「ジィジィ」という小品も収載されている。これもとても大島氏らしい作品。

やっぱこの方の作品、いいなぁ。選集揃えようかなぁ。
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
獣のモラル 花の囁声(こえ) 月夜野亮著(アクアノベルズ)
2006年03月20日 (月) | 編集 |
山田ユギ氏のイラストが気になって気になって、結局ユーズドを購入してしまった。山田氏のファンサイトで褒めてあったというのがしっかり後押しになった。

月夜野氏の作品はこれで4つめなのだが、いままでのものとはまるでイメージが違うのに驚いた。なんとなくユギさんテイストであるのは、月夜野氏のなかになにか想起させるものがあったのか。なんにせよ、よいムードにあがっていると思われ。

酔っぱらったらストリップの挙げ句猫になってしまうライ、かなり好きです。

「ちゃんと会社に行っているサラリーマン」というリクエストをした編集さんもナイスなオーダーではなかったかと。主人公たちの所属するプロジェクトチームの面々も、とてもいい仕事をしている様子で、そのへんもお気に入り。お互いの関係がどういうものであるかというのは読んでいて早々にわかってしまうけど、そのへんはご愛嬌、だな。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
魂(こころ)ごとくれてやる。 ふゆの仁子著(ダリア文庫)
2006年03月20日 (月) | 編集 |
完結編。

かっこいいはずの卯月が、純耶を守りたいと望むあまりにどんどん弱っちくなっていくのがミソだね。とりあえず大団円。

ところで、今回登場の近江という人物、謎だねぇ。
きっとふゆのさんのなかにはいろいろな設定が渦巻いているに違いない。
少々覗いてみたい気もする。

ストーリーが無理なく読み進められる作品というのは、私にとっては、脇キャラが興味深いものであることが必須。このシリーズは、岩槻&稲積が回を追うごとにいい存在になってきたと思う。卯月パパもなかなかの存在だね。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
聖14グラフィティ 渡辺多恵子著(フラワーコミックス)
2006年03月19日 (日) | 編集 |
“うづき”のおかげで、どうしても読みたくなってしまい・・・。
それにしても、手元の本が昭和62年の刊行ってまー。何年前?
そして私はいくつだった?

全2巻。
すでにコミックスは廃刊になっているのかな? 文庫で刊行されている。

シリアスベースなんだけど、物語はこの人らしいコミカルさで展開されていて、とにかくテンポがいい。
久しぶりに読んだのだけど、変わらず楽しめた。
考えてみればすごいよね。
20代と40代で、同じように楽しめるのって。

シスコンの大河内ブラザーズに、どうぞ幸せが訪れますように!!
そして“しげき”さんには愛ちゃんの愛のムチを!!
躰だけじゃたりねえよ。 ふゆの仁子著(ダリア文庫)
2006年03月19日 (日) | 編集 |
シリーズ二作目。
さらぶ卯月がかっこよくなっており・・・。
卯月もかっこいいけど、今回、純耶が一皮むけたね。
三作目はどう展開するのかな。
今夜の寝しなの一品にしよう。

ところで、ふと思ったんですが。
ボーイズラブにおけるヤク●やさん攻めというのはある意味王道っぽい。
強面が一途な愛を貫く、というシチュエーションが腐女子の萌えにつながるんだろうけど、ホンモノのヤ●ザやさんたちはこうした状況をご存知なのか?
ご存知なのだろうなぁ。
売れ筋はどこの業界よりも把握しているだろうし。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
君たちに明日はない 垣根涼介著(新潮社)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
いままで読んだ垣根作品とはちがって、ハードボイルドではないけれど。

おもしろい!
そして、仕事へのモチベーションが喚起される。

連作集のような格好になっているので、あえて掘り下げなかったのであろう、その章ごとの登場人物のその後が気にかかるところもあるが、それをしていないところがオシャレかな。

リストラをその業務とする会社のサラリーマンが主人公。話は彼の手がけるリストラ(この言葉、実はキライ。正しい意味で使われてないから)対象者のそれぞれのケースに沿って進行していく。対象者たちは、そのあと身を持ち崩していくのもいるだろうし、新しい場で羽ばたくのもいるだろう。私自身も、いつ同様の場に置かれるかわからないし、そのときに自分がどうするかも、いまはまだわからない。けれど、そのときには、この本をもう一度手に取って、自分の道を考えてみたいと、そう思う。

登場する女性がみんな見事だ。
主人公に何も考えていないと思われている女性ですら。
これはもしかして男性作者による理想の具現なのか??
欠点ですらかわいいと思う主人公の鷹揚さ(かなぁ?)が、女性の存在を見事と思わせるのかな?
だとすれば・・・・

ハラショー!>垣根さん

でございます。
テーマ:オススメ
ジャンル:小説・文学
天使のわけまえ セカンド・メッセンジャー2 月夜野亮著(アクア文庫)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
終わってない!!!!
終わらなかったそうだ。

1のときに書いた得難いキャラクタの二人はあいかわらず。だが四代目は今回大幅にその存在を主張。続く3では、きっとタイヘンなことに・・・。

カタルシス期待したのに・・・・。
ということで、感想は以下次号を待て!

そうだ。
前回おかまちゃんと間違えてしまった(ごめんなさい)女性刑事が、とてもイイ感じ。カッコイイ女性はいいね。

同時収載の小品は雑誌デビュー作だそうだが、やはり自己満足の域かな。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
いちばん綺麗 えみこ山著(ウィングス・コミックス)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
ときどき読みたくなるえみこ山氏の作品。
ボーイズラブだけど、少女漫画の世界で、けっこうハードな展開のものも多いのに、なぜか透明感は失われないところが彼女ならではの作品世界ですな。

これは表題作のシリーズもいいけれど、私は『サイレント サマー』が好き。
祖父の厳しいしつけ、母の哀しみなどを背負った少年が、その心がどうしようもなくなったときにすがったのは、剣道の好敵手だった、というのは、とてもよくわかるような気がする。
またこの好敵手の男の子がごっつエエコなんね。
こんなコはぜひダンナに欲しい。ここんちの双子のちびちゃんもおばあちゃんもナイス。

こういう“キレイ”を失わない登場人物が、えみこさんの真骨頂ね。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
QED ベイカー街の問題 高田崇史著(講談社文庫)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
このままではあっという間に最新作まで達してしまいそうな勢いで読んでいる。いろいろな知識が身につくようで(おそらく忘れてしまうだろうから、あくまでも“よう”なわけ)読んでいてとても楽しい。

今回はダイイングメッセージからは何も読み取れず。唯一紙全体に何が書かれていたのかだけ推察できた。でも意味するところはわからなかったけどね。

で、思いっきりホームズというよりはシャーロキアンワールドにはまり込んでおりました。

ヲタクという存在も一般的になって久しいし、シャーロキアンと呼ばれる存在も知ってはいたけれど、その内容についてはまるで関知していなかったので、そのへん興味深かった。
いつもとかわらず斬新な解釈を披露してくれるタタルさんに、今回も唸らせられてしまった。今回は、タタルさんのゴーイングマイウェイぶりもシャーロキアンズにまぎれて、そう目立たなかったのではないか?

小学校のときに読んで以来のホームズ譚。
少々読みたくなってきました。
タタルさんおすすめの創元推理文庫のものでも借りてこようか。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
VIP 棘 高岡ミズミ著(講談社X文庫ホワイトハート)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
実は前作を読んでいない。←図書館になかった。
ので、いきさつがわからないのだが、それなりに楽しめた。

というのも、それぞれの登場人物のいろいろなケリのつけ方に、それぞれの潔さがあるのだ。特に、メインの二人ではなく、ヤクザと政治家秘書(小学校からの同級生)の、お互いだけは子供のころと同様に、一切のしがらみなく信じられるという友情(友情です!)がいい。政治家秘書のケリのつけ方が、いちばんかっこよかった。

一人だけ女性が出てくるのだが、彼女のケリには少々納得がいかないけれど(きっぱりしあわせだ、と言い切れる強さがあったほうが、主人公への刺激もよりいっそう強いものになったのでは?)、ま、そのへんはおいておくとして。

イラストの佐々成美氏のドライなムードはいいのだけど、18歳という設定の少年はやはりえらくロリショタ風で、ちょっと・・・。

読み損なった前作はベタな感じがするので、読まないでいいな。

そうそう。
飄々とした風情のクラブ支配人はとても好きです。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
ごめんですんだら警察はいらない 愁堂れな著(アズ・ノベルズ)
2006年03月18日 (土) | 編集 |
本日の記録は、午後8時50分現在7冊の予定。
いいかげんに書いておかないとめんどくさくなるのでこのへんで。
でも、あと1〜2冊いきそうだな。大丈夫か!?>自分

図書館の本。
2時間サスペンスですな。
それに、大人の純真さをまぶしたラブストーリー。
後味いいです。
どうやら、この著者、2時間サスペンスの(観るほうの)女王らしい。
観ることによって培われたスキルは、絶妙な匙加減で反映されているかも。

イラストの水貴はすの氏は・・・・もうすこしデッサン力が必要と思われ。

関係ないのだが、登場人物の一人、佑治(ゆうじ)の名前を、どうしても「すけはる」と読んでしまう私は、いったいどこでなにがインプットされたのだろうか。はなはだ疑問なり。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
あの夏のシルエット あさぎり夕著(コバルト文庫)
2006年03月17日 (金) | 編集 |
御園シリーズ。
もういいだろなんだけど読み続けているシリーズの一つ。
図書館の開架にめずらしくあったので、ついつい借りてきてしまった。
二読目。

まともに仕事復帰して4日目。身体がヘロヘロなのになかなか寝つけない。
よって、かるーく読めるものが欲しかったのね。
で、きのうさくっと、寝る前に読んでしまった。

ワンパターンではあるのだけど、この作品は暑苦しくないから、さらりと読める。
この方の作品は、もともとが漫画家さんだけに、彼女自身のイラストのものは、すっきりと物語にそぐう。
でも、ひとつだけ。

背広の模様(トーンですかね?)が、なんでいつもああダサイんでしょう。体型とか顔とかの描き方はいいと思うのだけど、あの背広はほんとちょっとどうかと。
思いませんか?
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
愛しかいらねえよ。 ふゆの仁子著(ダリア文庫)
2006年03月16日 (木) | 編集 |
久しぶりにふゆの氏の作品を購入。
二冊同時文庫化というので、あまり考えもせずに購入したら、シリーズの二作目と三作目だということで、あわててamazonでユーズドを購入したのがコレ。ごめんなさい。>ふゆのさん

ラスト近くで明かされる卯月の真実がいいネ。
やさしいイイ男だと思う。

タカツキノボル氏のイラストは、高校時代の純耶がちょっと苦手だけど(かわいらしすぎて)、社会人のは美人な男性(?)でよいですわ。

気になったのが、154ページ。
「テストの前の日にも、同じことをされている」とあるのだけど、されてるか? こういうトコでひっかかるというのもなんなんだけども。

***

まるで関係ないのだけど、卯月という名前で「高橋肛門科」の“しげき”と“うづき”を思い出した。
わかる人いますか?
いたら・・・・・・スゴイわ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
Ave Maria 篠田真由美著(講談社ノベルス)
2006年03月15日 (水) | 編集 |
折に触れ読み返したくなる作品がある。
これもその一つ。

建築探偵シリーズ番外編完結作品。

切なくて辛くて、読んでいるあいだは自分自身のいろいろなことも考えて、内省してしまうのだけど、すべてが終わったときの、なんと言えばいいのだろう、さあ、明日が始まるぞ、という気分がなんともいえない。
何度読み返してもそう思える。

大好きだ。

なにが好きって、ラストのPTAさんたちですね。
あれはもう爆笑以外のなにものでもなく。

カズミに振り回されているカゲリもかわいくて好きだ。

このノベルスのあとがきに記されている同人で発表したという小品を、とてもとても読みたいのだけれど、どなたか私に読ませてやろうという方はいらっしゃいませんか?
真剣に熱望中。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
ピクニック 山田ユギ著(花音コミックス)
2006年03月15日 (水) | 編集 |
ほんのり幸せを感じたいときに、必ずベッドに持ち込む漫画。それがこれ。
表題作のシリーズが3本と、ほかにいくつかの小品が収められているのだけど、とにかく、ピクニックのシリーズがいい。

自分の大好きなひとがそばにいてくれるだけでかまわない、なんてカワイイ男の子だけど、もしそのひとが自分のことを思ってくれたりしたら、恥ずかしくて死んじゃいそうなくらいしあわせになっちゃうんだろうなー、なんて思ってる。けど、実際はカレもカレのことをちゃんと大好きだったりという、まあ王道なんだけど、それだけじゃないのが、さすがの山田ユギ氏。

彼女の作品は、ストーリーもすばらしいが、その絵もすばらしい。ちゃんと男性の肢体なんだよね。腿なんかがしっかりしてる。そこが好き。

はやく新作出ないかな。
テーマ:ボーイズラブ
ジャンル:アニメ・コミック
ぬしさまへ 畠中恵著(新潮社)
2006年03月15日 (水) | 編集 |
一作目がちょっと苦手だったのだけど、こちらはすごく楽しめた。
鳴家ちゃんたちが、ほんとかわいい。

この作家さんは、もしかしたら短編のほうがいいのかしら。

『空のビードロ』『虹を見し事』の二編が特にお気に入り。
一太郎のやさしさと、その心がどんどん成長していくさまが、きっとシリーズ人気の要因のひとつなのね。

三作目も短編集のようなので、きっとすいすい読めるにちがいない。
図書館からの便りを楽しみに待つ。
テーマ:ファンタジー小説
ジャンル:小説・文学
QED 六歌仙の暗号 高田崇史著 (講談社ノベルス)
2006年03月12日 (日) | 編集 |
東京新聞に連載されている梅原猛氏のエッセイ(でいいのかな?)が、このところ“怨霊となった日本人”についてだったので、この作品はかなり興味深く読んだ。概念として『怨霊=御霊』が先に頭にあったので、入りやすかったともいえる。

いままで歴史ミステリといったジャンルには触れていなかったので、このQEDシリーズはたいそう新鮮だ。あらためて古今和歌集など繙きたくなる。なるだけで、やらないだろうけど・・・。

ただ、作中の事件のほうはというと、これがまた私にはめずらしく、ダイイングメッセージから犯人がわかってしまい。一人目の犠牲者の「気のどくに」も、二人目の犠牲者の「七」も、なにを指すのか、もしくは、どうミスリードしたのか、がすぐ理解できちゃったんだよね。もちろん、トリックをエレガントに論破するというような高次元の話ではないけれど。

七福神の謎については、ほんとうに面白かったな。
次作はホームズということで、すでに記憶の彼方のホームズについて、どれだけ楽しめるか。楽しみだ。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
愛人契約 愁堂れな著(キャラ文庫)
2006年03月12日 (日) | 編集 |
メロドラマっ!!
でも、好感もって読めた。無理のない構成、のせいかな。

文字にするには、いま現在の自分の精神が乱れているので、ちょっと無理。
BLで真っ当な作品を求めているひとには、おすすめ、とだけ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
しゃばけ 畠中恵著(新潮文庫)
2006年03月11日 (土) | 編集 |
妖怪好きで活字中毒の年長の友人に、こんな本あるよ、とお伝えしたら、「ハマった。読んで」と渡された。
なぜ私が知ったかというと、お気に入りのネット作家さんたちのサイトに、この小説のことがかなり取り上げられていたからなのだけども、なんとなく手が伸びなくて読んでいなかったのね。

で、実際に読んでみてというと。

鳴家(やなり)たちや屏風のぞきなど、脇役の妖(あやかし)たちはたいそう気に入ったが、メインの妖の二人が、なんとも歯がゆくて、かなりイライラした。
ので、ちょっとオキニとは言えないかなぁ。
犬神はともかく白沢がどんな妖なのか、よく知らないせいかもしれない。そのへんにあえて触れないことにはしているのだろうけど、妖怪の実態も知りたかったというのは本音。

一太郎がきちんと逞しく成長しているのは唯一の救いか。

前述の友人とは読書傾向がかなり似ているのだけども、ハマるというところまではいかない。件の褒め言葉も軽く読めたということでの礼だったのかも。
テーマ:ファンタジー小説
ジャンル:小説・文学
決断 警察小説競作 新潮社編(新潮者文庫)
2006年03月10日 (金) | 編集 |
警察小説アンソロジー。
収載されているのは、
 逢坂剛著『昔なじみ』
 佐々木譲著『逸脱』
 柴田よしき著『大根の花』
 戸梶圭太著『闇を駆け抜けろ』
 貫井徳郎著『ストックホルムの埋み火』
 横山秀夫著『暗箱』          の6編。

柴田氏目当てで手に取ったアンソロジーだが、どれも読み応えはあったと思う。好みからすれば、逢坂氏と戸梶氏のものはしんどかったが。

とくに、貫井氏の作品は、私の大好きな作品へのオマージュともなっていて(これ以上は書けないなぁ。興を殺ぐ)、ラストで、ああやっぱり、と膝を打った。だから、そうなんだよね、と最初に感じたことが腑に落ちて、とてもすっきりした。トリックというかひっかけも、らしい仕掛けという感じで、久しぶりに氏の処女作を読み返したくなったな。

横山氏の作品は初めてで、なるほど、人気があるわけだ、と納得。食わず嫌いしてないで、一度は読んでみようか。しかし何にすべきか?

佐々木氏の作品は、シリーズとして出版予定ということなので、それはぜひ読んでみたい。いろいろと考えさせられることの多そうな作品集になりそうだが、やはり読んでおきたい。

柴田氏の作品は、やはりいちばん好みに合う。やりきれなさを抱えながらも他者にやさしい龍太郎の目線は、とても好きだ。

***

このアンソロジーは、きょうの外出のお供だったのに、病院の待ち時間だけで読了してしまうとは!!
病院の予約って、なにか意味あるのかしら?
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
王朝月下繚乱ロマンセ 秋月こお著(キャラ文庫)
2006年03月09日 (木) | 編集 |
こちらもシリーズもの。ロリショタ苦手な私には、千寿の15歳(時代が平安なので現在の年にするといくつになるのやら・・・)の幼さには目を覆いたくなるのだが、いかんせん、読み始めてしまったものはやめられない。

業平と国経のふたりは、オトナだからよいのだけどね(それでも国経は19で・・・)。

しかし、秋月氏はさすがに長年書いておられるだけあって、苦手なものでもそこそこ読ませてはくれる。造形として面白いのは、やはり屈折した業平かな。歴史上の人物の実際の背景から、想像しうる限りの空想を駆使して造り上げられた彼の人は、煮ても焼いても食えないようで、実はかなり人情味あふれる優しい人柄というあたりの設定が泣ける。

もしこの先まだシリーズが続くのであれば、アシカビの活躍を期待する。

続くよな。伏線はってあるし。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
タイムアウト 剛しいら著(ラキア・スーパーエクストラ・ノベルズ)
2006年03月09日 (木) | 編集 |
やまのあやね氏によるイラストはいつものように美しいが、読むほどの価値はないかな。シリーズ3作目だそうだから、逆にストーリー性がなくてもよいのか。前2作は読んでいないヤツがどうこういう筋合いはないか。

図書館でみずてんの本の予約はやめたほうがよいかな・・・。
しかし手元に来た以上、読んでしまわないと気が済まないのは、活字中毒の哀しい性。

薬で朦朧としつつ読み進めるにはちょうど良かったか。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
ミッシング・リンク 血の刻 仙道はるか著(講談社X文庫ホワイトハート)
2006年03月09日 (木) | 編集 |
ミステリ系に入れておくが、本質的にはファンタジーで、おそらく次巻はBLものにも入るような予感。ま、ホワイトハートだしな。

血の刻の第3巻。多少なりともストーリーは進んだようにみえるが、次巻で決着はつけられるのか? 収拾しきれないと私は思うが。巻数が増えるに1万カノッサ。←古い。

基本的にファンタジーは好まないのだが、篠田真由美氏の作品も読むし、まるきりダメということはないようだ。ウルフガイ好きだったしな・・。

読み返そうとまでは思わない作品だが、とりあえず最後までおつきあいはする。感想はそのときに。
テーマ:ファンタジー小説
ジャンル:小説・文学
サウダージ 垣根涼介著(文藝春秋)
2006年03月08日 (水) | 編集 |
“アキ・サーガ”で、すっかりアキがメインの作品だと思い込んでいたので、最初は「え?」だったが、やはり垣根氏の文章はすごい。いつの間にかぐいぐい惹き込まれて、あっという間に読了してしまった。

『ヒート アイランド』からの3作をシリーズと呼ばせず、あくまでも姉妹作とするのはよくわかる。アキは当然重要な存在だし、アキの成長っぷり(OJTのようす??)はこの作品でも楽しませてもらえるが、今回の主人公は別の人間だから。

この主人公がまたチンケくさく描かれていて、その情婦ともども、破滅しちゃえー!と思わせるくらい作中ではイヤな人間なのだが、最終的にはそうとしか生きられなかった哀しささえ感じさせられる。渋谷時代のアキとオーバーラップする部分などの書き込みは、巧い、と思った。

ラストの哀切さを裏切るモモさんの温かさがいい。
うん。
ほんとにモモさん、いいわ。

サブストーリーとなるアキの恋もいいな。
年上の彼女に対する構えがどんどん解けていくアキの最後の少年らしさとでもいうのかな。陳腐だけれども、大人の階段を昇っていく姿は、渋谷時代とはまるで違ったアキで、あぁアキもこれで大きく成長するんだな、と思う。
アキの彼女のちょっとした誤解のシーンは、腹かかえて笑っちゃったけど。

シリアスななかにあるちょこっとしたユーモラスは、なんとも魅力的。
次回姉妹作は出るのかな? 出ればいいな。
テーマ:オススメ本
ジャンル:小説・文学
13年目のライバル 岩本薫著(キャラ文庫)
2006年03月07日 (火) | 編集 |
お約束どおりの設定に展開。

例によって内容も確認せずに図書館に予約したものなのだが、ま、お約束どおりということは、イコールひっかからずに軽く読めるという利点があるということでもあり・・・。
軽いのだが、岩本氏の筆には無理がないので楽。ヘタレ攻めに男前受けというのはどうやら私の好みらしい。
イラスト担当のLee氏は、絵柄はキレイだが・・・。表紙の攻めクンのスーツはもう少しちがうカラーがよかったな。

ところで、なぜ内容も確認せずに図書館に予約を入れるのか。
図書検索では、内容までは把握できないということと、BL分野では手元に残しておきたいほどの作品が少ないということ。でも、なぜか読みたくなるんだなー。なので、比較的内容の安定している出版社および過去に読んで多少なりとも読み応えのあった作家を選んで、予約を入れてしまうのだな。
同様の考えをもつ方もきっと多いのだろう。ベストセラーの次に予約件数が多い。で、多少内容を把握している本についても、手元に届くころにはすっかり忘却の彼方。なので、時折びっくりするようなブツが手元に届く、という。後悔しつつ記録には残す。これ私の矜持。意味ないけど。

次はどんな作品が手元に来るのか。
まあそれも楽しみの一つであったりもする。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
QED 百人一首の呪 高田崇史著(講談社ノベルス)
2006年03月06日 (月) | 編集 |
時間と心にゆとりがあるときに読みたい作品。
ちょっと読むタイミングを誤ったな。

百人一首の謎を解くという意味合いと、登場キャラクタの個性という意味では興味深かった。シリーズが長く続いているのもわかる気がする。
ただ、事件の謎を解くという意味合いではちょっとどうかと。反則ではないんだろうけど、なんとなく腑に落ちない。謎が解けていないというのではないけれど。
ラストが走り読みになってしまったので、機を見て再読したい。

ゆとりがあれば、自分で百人一首を並べながら楽しむんだけどな。
とりあえずシリーズを続けて読んでみようと思う。

***

高田氏公認ファンサイトでトラバを受け付けてくれているらしい。
よく読み込めているわけではないし、絶賛するという記事でもないし、ましてや、ろくに感想にもなっていないのだけど、送ってみようか。
我ながら大胆だとは思うけども。
テーマ:ミステリ
ジャンル:小説・文学
天使のため息 セカンド・メッセンジャー1 月夜野亮(アクア文庫)
2006年03月05日 (日) | 編集 |
刑事ものの隠れ蓑を着たプラトニックラブストーリー(笑)。
なので、BLに入れる。

これは面白かった。一気読みだった。
導入部にほぼ全員登場人物の出てくるシーンがあって、それぞれを把握するのが難しく、最後近くまで脇の人物が掴めないままいってしまったが、それでも通して読んでしまわせるだけのエネルギーがあった。把握の足りないおかげで、途中で女性刑事をおかま口調の男性刑事?などと思ってしまったのはご愛嬌。

脇になかなか異色の人物が多く、そのへんも含め、次の第2巻でうまく収斂するのだろうと思う。
カウンセラーの彼と、謎の四代目。このへんは得難いキャラクタだな。

アイスドールのような主人公は、一皮むけばなんてことないおこちゃまだし、相手役のおじちゃまは、そのトラウマのために主人公を甘やかす役どころではあるけれど、実のところ、単に甘やかせたい症候群で、トラウマ関係ないんじゃないの?とも思うけど。

プラトニックラブストーリーだと思うと、微笑ましい。

蛇足(なのか?)。
タイトルは、ある麻薬の名前。この麻薬の製造過程が非常に恐ろしいもので、この摘発と上記おこちゃまとおじちゃまのラブストーリーが次巻で展開されるはず。カタルシスを期待する。

月夜野亮。
やはり読後感はいい。100%じゃないのに。
侮り難し。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
12・7ミリの烈情 月夜野亮著(アクア文庫)
2006年03月05日 (日) | 編集 |
中編2編が収載されている。初読み作家さんだが、好みかどうか判別できない。嫌いではないのだが・・・。

実は、これを同時にもう1冊同時に購入。入院してるあいだに読もうと買ったものの、なんとなく読む気になれずほったらかしにしておいたもの。じゃなんて買ったんだ?というと、イラストの石原理氏に惹かれたんだよね。で、ところどころ差し挟まれるイラストに意を得て、読み進めたようなものなので、実際にこの作品の力で読み進めたものなのかどうなのか判別できないというところ、なわけ。

ただ、読後感は悪くない。

タイトル作品は、すべての現実をほったらかして昇華されていく二人の気持ちは幻想的に美しいのだが、置き去りにしてよいほど軽い現実じゃないと思う。
もう一作の『金銀砂子』は、うまく収束しているようだが、どこか喰い足りない。
どちらも、どこかなにかが物足りないという印象。
なのに、読後感が悪くないというのは、なんとも不思議だな。

ついでに言うなら、BLなのかな、これ、という感想もあり。
いかにもベタベタしたBLは苦手なので、だから嫌いと言い切れないのかもしれない。

とりあえず手元にもう1冊あるわけだし、そちらも読んでみて、この月夜野亮氏への自分なりの評価を探ってみますわ。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
その手に夢、この胸に光 椹野道流著(二見シャレード文庫)
2006年03月02日 (木) | 編集 |
『右手にメス、左手に花束』シリーズ5作目。
なぜいつまでも読んでいるんだろうシリーズの一つ。とくに読むべきものはあるんだろうか、と自問自答しつつ、結局は買ってしまうのな。なんでだろう。シリーズ好きもいい加減にしたらどうだ!?>自分

とはいえど、今回の作品には、小田先生というステキなドクターが登場。書き下ろしではすてきな篤臣ママも健在なり、で、そのへんは読んでて楽しかった。

今夜は早々にベッドにもぐりこむ予定。
ならば、いっそこの機会にどこにどう惹かれてこのシリーズを買い続けているのか検証してしまえ。
ということで、先程『右手にメス、左手に花束』『君の体温、僕の心音』『耳にメロディー、唇にキス 』『夜空に月、我等にツキ』の4冊を本棚からとってきた。旧作すべて、ナナメ読みしてしまおう。なにか感じたら、追記する。

しかし作者も後悔してたが、こうやって並べると、タイトルをそろえるのも無理があるよな・・・。
テーマ:BL小説
ジャンル:小説・文学
ダウン・ツ・ヘヴン 森博嗣著(C・novels BIBLIOTHEQUE)
2006年03月02日 (木) | 編集 |
『スカイ・クロラ』の物語世界の話二つ目、のつづき。
さらに謎は深まる。くくりはミステリにしてもよかったかも。

そして、さらにティーチャとササクラが魅力的。
もちろん、主人公も。どんどん人間臭くなっていく。語弊はあるけれども。

もう感想を書くのは諦めた。
世界にどっぷり浸かっている、とだけ。

次作、とっとと出してくれ!!
はやくピリオドを打ってくれ!!

作品はきっとループして『スカイ・クロラ』に戻っていく。
待ち遠しいかぎり。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
ナ・バ・テア 森博嗣著(C・novels BIBLIOTHEQUE)
2006年03月02日 (木) | 編集 |
『スカイ・クロラ』シリーズ第二弾。というよりも、『スカイ・クロラ』の物語世界の話二つ目、な感じ。

ほんとうに感想の書きにくい小説だこと。好きなんだけども。

今回、“僕”にまんまとひっかかった。森氏にヤラレタ!という感じ。
未読の方がもし読まれていたら興ざめになるので、ここには書かない。

物語は未来へ過去へと私を引き込む。
前作で“感情に乏しい”という表現を用いたが、撤回しておく。けしてそうではない。そうではないのだ。主人公の気持ちにかなり揺さぶられる。つまりは、そういうことだ。

ティーチャとササクラがなんとも魅力的。

うーん・・・。
ほんとに書きにくい。
作品世界に著者がピリオドを打ったときに、はじめて感想が書けるのかもしれない。
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学
スカイ・クロラ 森博嗣著(中公文庫)
2006年03月01日 (水) | 編集 |
森博嗣作品といえど、さすがにミステリ系とするには違和感あり。分類するならSFになるんだろうか?

感想をどんな言葉にしたものか惑う。けれど嫌いじゃない。あちらこちらに散りばめられている比喩(けして暗喩ではない)が、主人公(パイロットだ)の職業観に基づく言葉で展開されていて、たいそう面白い。いや、職業観というと違うな。パイロットならではの言葉遣いといおうか。んー、それとも少し違う。

主人公はどうやらある実験の結果生まれてくるようになった突然変異的な新人類らしい(作中で明言されていないので、推測の域でしかないが)。この“キルドレ”と呼ばれる存在がいかようなものなのか、この先のシリーズで解明されていくのだろうけれど、この第一作では、すべては明かされていない。読み取れるのは、キルドレは、大人にならない子供で、感情に乏しく(という見方は、通常の人類からの比較にしかすぎないが)、どうやら戦闘法人か宗教法人でしか働けない世の中のようだということ。主人公のカンナミ・ユーヒチは戦闘法人で働いてるわけで、かなり腕のよいパイロットのよう。

だめだ。感想にならないや。

私はこの作品に、少しリュウムラカミ的な匂いを感じた。といっても、最近彼の作品を読んでいないので、単に私のなかのリュウムラカミのイメージが喚起されただけかもしれない。

ああこの本好きだ、と思ったフレーズを引用して終わりとする。

「コーヒーは知性と熱さが多少不足していたけれど、苦さは十分。」

生きることとは?などという命題をつきつけられる感じがしませんか?
テーマ:読書感想文
ジャンル:小説・文学