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ナリ〈ROM-13〉(OKS COMIX 作家SELECTION)

2009.11.23 Mon

そういえば、このコミックスのシリーズって、いままで記録してこなかったような?
ま、いっか。

やっとゲットした。ワンピースの同人作品。ゾロサンなりよ。
ナリ氏の作品集が発行されているのをとんと知らず、気づいたときにはすでに売り切れ御免で、すごく悔しかったのね。だから、入手できてよかった。ほんと面白かった。

「8日ばち」が殊によい。
キツくても助けを求めないサンジに、いちばんちゃんとそのことをわかっているゾロ。
なんというか、ナリ氏(なんかヘンな感じ。やっぱナリさんかなぁ)の描くゾロもサンジも、ほんとかっこよくて、大好きだ。
このところ、ワンピースの同人誌って買ってないけど、またイベント行こうかなぁ。

テーマ:同人誌 - ジャンル:アニメ・コミック

僕たちの卒業〜秘密のふたり2nd〜 悦郎×実シリーズ 祐也著(GUSH COMICS)

2009.11.21 Sat

シリーズは六作目となり、すでにタイトルにシリーズナンバーはつかず。
それもそのはず。ここからは出版社が変わっているのである。ほんといろいろ変遷あるよなぁ、このシリーズ。
私なぞは、まだ続いていたのを知らず、コミックスを店頭で見つけて、かなり驚いた。

この巻で、二人は高校を卒業。
入試間際に実のほうにトラブル発生で、いろいろと切ない思いもさせられたが、こういうBLで親子の情についてしみぢみさせられるのも、またおつなもの。

広瀬と木田橋の話は、錦小路兄の身勝手さにめちゃくちゃ腹が立つので、嫌い。ここでもばか広瀬は健在だし。ぷんぷん。
面白かったのは、ここでも描き下ろし。「秘密の木田橋くん」
真面目すぎて笑わせてくれるところ、大好きだわ。<木田橋 本人はいたって本気なのにね。


高校も卒業したので、ここらで再読はストップ。
またそのうち、大学生編も続けて一気読みすることにはなりそうだけど。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

秘密のふたり 悦郎×実シリーズ5 祐也著(GUST COMIC)

2009.11.21 Sat

シリーズタイトルはこの巻から「&」が「×」になっている。変遷してるなぁ・・・。
ということで、シリーズ五作目。

お邪魔虫にひっかきまわされて・・・な悦郎と実。
この巻は、メインの二人よりも、まだ広瀬と木田橋のアパート探しのほうが楽しい。
いちばんいいのは、描き下ろしの「ふたりの秘密」で、大成の役に立つように動く大迫がすげぇなぁと思う。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

50/50〜フィフティ・フィフティ〜 悦郎&実シリーズ4 祐也著(GUST COMIC)

2009.11.21 Sat

この巻から、シリーズタイトルが奥付にも入るようになった。
シリーズ四作目。

これは悦郎&実、広瀬&木田橋、平井(大成)&大迫の三組のそれぞれのエピソードのほかに、悦郎と実のパパたち(こっちは中学からのお隣さん)の話が収められている。
それぞれに読ませどころはあるんだが、パパずの話が二巻の表題作「いけるところまで〜」のエピソードにつながるので、興味深い。

しかし、大迫ってその背景のせいもあるだろうけども、大人!
彼がいなかったら、早い段階で悦郎は自滅してたんじゃないかな。実はけっこう大人で心が頑丈なところがあるから、しなやかかつしたたかにもろもろ貫けるだろうけど、悦郎はばっきりいっちゃいそうだもんな。
なのに。
大迫って実はかなり大成のことしか考えてないというか、優先順位が実にはっきりしていて、かなりコワイ。情が強(こわ)いんだな、きっと。大成がまたそれをどーんと受け止めるこれまた大迫のことしか考えてないヤツだから、うまくいくんだろうな。
って、フィクションの世界になにを考察してんだか。

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Side By Side 祐也著(GUST COMIC)

2009.11.21 Sat

悦郎×実シリーズ三作目。
ふと見たら、帯には「悦郎と実シリーズ第3弾」とあった。このころってまだ“×”って使ってなかったのかしらん。と、埒もないことを考えてみたり。2000年刊だからそんなこともないか。

こちらの巻は、まず悦郎たちの先輩二人の話から。広瀬と木田橋。
こっちは無自覚広瀬のせいで、話がこんがらがって、木田橋がたいへん気の毒なことに・・。受験期と相まって、追いつめられてるのが本当に可哀想。この最初の印象が強くて、ばか広瀬、と私の中では位置づけられてしまったよ。<広瀬

メインのほうはちょっとひと休み的に、あまあま。実がヤキモチを妬くまで成長したということで、悦郎よかったね〜の巻なのであった。小学生の二人が「くん」呼び合いしてるのが、なんとも可愛いのだ。←心はすでに親戚のおばさん

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いけるとこまでいこう 祐也著(GUST COMIC)

2009.11.21 Sat

悦郎×実シリーズの二作目。
ついでだから、高校生編全部一気に読み返しを図ってみた。

周囲の反対にあって、二人の選んだ道は・・・?
答えはありがちなのだけども、その目的と結果が浮ついた恋ではないという印象を深めて、シリーズのなかでも、好きな巻。ついに一線を越えたところの悦郎の表情が、まー、色っぽくて、何度見ても身悶えしてしまうのさ。ははは。

大成と大迫の話も入っているが、こっちはこっちであまあま。ごちそーさまの一品なのであった。

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少年のフェロモン 祐也著(GUST COMIC)

2009.11.21 Sat

『LOVE MODE』を読んだら、こっちに里心がついた。最初に買ったBL漫画がこれなのだ。
シリーズは続いているので、新刊は読んでいるし、大学編は折に触れ再読しているのだが、高校編はそういえば最近読んでいなかったなと。

しかし、こっから始めて、よく高校生苦手〜とかいえるよな。>自分
『LOVE MODE』だって、高宮にせよ蒼江にせよ、高校生くん相手だもんな・・・・。
閑話休題!←力強く


いわゆる悦郎×実シリーズの、これがスタート。
幼馴染み同士の二人が、思いを確認しあうまでがこの巻に収められている。
片方だけがずっと以前から自覚していて、それが相手にバレて、でも、そこからゆっくり始まっていくという流れが、可愛らしくてとても好き。
もう一組、大成と大迫という後輩・先輩の話もあって、こっちはキツイ過去があるのだけども、お互いを思い合ってかけちがえていたボタンをかけなおす話。
それぞれの性格が丁寧に描かれている作品で、表紙のきらきらしい絵に怖じけず、よく買った!と自分を褒めてやりたいわ。なーんてね。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

挑発の15秒 秀香穂里著(キャラ文庫)

2009.11.21 Sat

なんで手元に置いてあるのかなと思いながら再読。
そして、お仕事描写が楽しかったのだなと再確認。だって広告業界なんだもん。←懐かしいだけ〜

保坂が風間に惹かれていくのはまだなんとなくわかるんだけど、それでもなんだか易きに流れるタイプ(仕事はちがうけど)なのが苦手で、風間にいたっては、やってることが子供じみてるの通り越して、すでに犯罪行為じゃないかと思うわけで、これまた苦手。ふたりの間に突進してくる瑛はといえば、イイオトコなんだけど、どうにも軽さが否めない。あえて軽い言動をしているのかもしれないけども。
なので。

誰にも感情移入できない作品は、恋愛ものとして読むにはしんどいな。

テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学

働きません! 山田ユギ著(Charaコミックス)

2009.11.21 Sat

再読率が二番目に低い作品。←だからそういうのヤメロ

なぜかというに、これは主人公たちの印象が薄いから。
だって、赤尾が濃すぎて。
すてきキャラなんだけどね〜。単体としてはすっごく好きなキャラなんだけどね〜。


作品中では、誰がなんと言っても坂巻がいちばん好き。いいひとだーー。
戸川@仕事大好きっこが戻ってきてくれればいいんだろうけど・・・・・どうなんだろ。やっぱ無理なのかしらん。気の毒に。
あ。
戸川も大好き。
あんなふうに仕事に燃えてた頃が懐かしいゾ・・・・。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

どうして涙が出るのかな 山田ユギ著(バーズコミックス ルチルコレクション)

2009.11.21 Sat

最も読み返さないユギ作品。←どんな説明や!?

なぜかというに、じれったすぎて哀しくなってしまうから。
あと言葉の足りなさすぎる早川に、泉谷ともども苛つくから。
でも、エンディングはすっごく好きなんだよな〜。
大人になった彼らがとてもかっこよくて、眼福でもある。

当時、そんなこんなであんまり思い入れがなかったので、プレゼントの小冊子の応募はしなかったのだけど、いまちょっと悔やまれるな。申し込んでおけばよかった。がくり。


あらためて読んでみると、今度は、早川姉に泉谷姉が非常に存在感を増していた。二人とも、おねーちゃん(弟がいるという意味だよ!)なところがすごく好き。家族って、姉弟ってこんなんなんだなーとかしみじみ思ったり。


竹脇のキャラがいいアクセントになっているのだけど、彼はこのまま報われなくてもなんだか幸せなようなそんな印象。不思議なひとだ。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

LOVE MODE 志水ゆき著(ビーボーイコミックス)

2009.11.21 Sat

全11巻。
全集が出るというので、なんだか無性に読み返したくなった。いったい何年ぶりに読んだんだろう?

BLマイブームのいっとう初期。
いまはなき書店にて、一生懸命どれを読もうか選んでいたことを覚えている。この作品の一巻が、BL漫画購入の二冊目だったんだよな、たしか。一冊目に購入した作品も、二冊目に購入したこれも、すっかり人気シリーズになっているわけで、BL生活のスタート地点がよかったのはどうやら間違いないようだ。
閑話休題。


どの恋愛模様も、心にずどんと響く作品ばかりで、ほんとうに珠玉の名作集だと思う。
どれかひとつを選べといわれたら、選ぶのは迷うことなく「FLY ME TO THE HEAVEN」
これはもう涙なしでは・・・・・うっうっうっ・・・・・

ほんとうに素晴らしい作品集なのだが、さすがに全集は買わないでいるつもりだったのだが。
なんと単行本未収録作品が収載されるという。
ううん・・・・・・買ってしまいそうな自分がいる・・・・・・。

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夢のつづき 遠野春日著(リーフノベルズ)

2009.11.20 Fri

『茅島氏〜』に登場する聖司の話なので読んでみたくて。
結局、買ってしまったよ。>Aさま

読んでの感想。
聖司に抱いていたイメージがひっくり返ってしまった。
友臣よりも義明よりも、もしかしたら聖司がいちばん強いんじゃないか??

友臣はかなりよい男かと思われ。
理想・・・・だよな、こんなひと。
義明との和解(?)はちょっとあっけなかったけども、義明も苦しんでいたのだと思うことにしよっと。

さすが初期作品だけに、文章の硬さを感じたけれども、こういう生硬さもかえっていいかも。

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月の宵宮 西崎祥著(ZERO COMICS)

2009.11.19 Thu

BLではないのだけども、BL系っぽいのでこっちにカテゴライズ。難しいよ、仕分けが。
ファンタジー系にしたかったのだけど、すべてがそうじゃないので、それもできず。

非常に興味深い短編集。
表題作、それから「DISCORDANCE」に「途中で逢う君」の設定が好き。

っていうと思ったでしょ?>Tさま
そのとーりだっ!

ことに「途中〜」がいいねぇ。
この二人はこの先何度出逢うことになるのか。できれば最期はいっしょに居てほしいけど。

影の使い方が巧いひとだなと思う。概してほっぺたがまあるいのも、なんとなくツボったわ。本来ならばそんなに好きな輪郭じゃないんだけども。不思議。


ありがとうございましたっ!>Tさま
ほんっと、幅が広いねぇ。おかげでいいメを見させてもらってます。

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息をするよりキスがしたい 櫛野ゆい著(ビーボーイノベルズ)

2009.11.19 Thu

石原文庫。

新人さん(初ノベルスらしい)にしては可もなく不可もなくうまいことまとまっているのだけども、やっぱり絵に負けてるよな。というのが読後の印象。
ただ。
どこかありがちなストーリーが、けっこうちゃんとうまく定まっていて、読みやすい。王道だからこそ、スムースに流れるストーリーって大事だなと再確認。
反目し合っている(ように見える)二人の気持ちが結び合わされるまでにはいくつかのエピソードが披露されるわけだけど、女性客のはちょっと唐突すぎたかなぁとも。

花枝さんとわんこに癒された〜。


おまけとしては、九龍とオーナー南雲のその後なんかが読みたかったなぁ。これ、石原絵で出してくれたら、絶対に買い!!
ところで。
みんな、彰に過保護すぎない??

テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学

開いてるドアから失礼しますよ 山田ユギ著(BE×BOY COMICS)

2009.11.19 Thu

↓を読んだとなれば、セットで読み返すしかない。
というわけで、再読。何度目だ??

こちらは↓ほど思い入れはないのだが、人情というものをしみじみ考えさせられる作品かなと思っている。恋愛部分よりも、サンカクさんのエピソードなんかがとても染みる。

そういえば、「小間使いの日記」についてはこれまで言及してなかったような?
諦観をのせた最後の文(ふみ)を読んでやっと覚悟を決められたヤツがいままでどうにも解せなかったのだが、今回読んでいて、やはり時代というものの重みを感じた。あの二人、どんな形で添い遂げたのかな?←ダメになったという選択肢は私の中にはないらしい。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

最後のドアを閉めろ! 山田ユギ著(BE×BOY COMICS)

2009.11.18 Wed

全二巻。

何度読み返しても、とてもじんとする。
最高傑作のひとつ。
いや。これがいちばん好きかなぁ。
一巻だけで終わってたらばしんどいとこだったけど、二巻の流れが最高に好きで、いっしょに暮らし始めてからのエピソードなんかは本当にたまらない。くーーーってカンジ。

・・・・二巻新装版で描き足されたプロフィールの絵柄が連載当時だったらなぁ・・・・。

テーマ:ボーイズラブ - ジャンル:アニメ・コミック

ロード&ゴー 日明恩著(双葉社)

2009.11.18 Wed

救急隊が主人公。
なので、救急隊の業務のなかで起こるいろいろな事件を含む日常かと思って読み始めたら。

びっくり!
大きな事件だし、社会性も高い題材。
疾走する救急車とともにスピード感あふれる展開は、読み手ごと巻き込んで止めることが許されない。

元暴走族、今救急隊機関士の生田のキャラクターもさることながら、奥方のかっちょいいこと!
コマンダー・鬼島はもうめちゃくちゃ渋いし、筒井隊長もすてきだし。

それにしてもよく取材されているなぁと感じる。救急隊のエピソードから始まって、電波法その他法律面でのあれこれ。勉強にもなった。
合間に挟まれるある母子のエピソードも、きちんと結末が用意されていて、思わずほっこり。このコ、そのうち登場しそうだ。


『鎮火報』の雄大がちらりと登場して、おお、異動になったのか、などと感慨深く読んでいたらば、最後の最後でちゃっかりこっそり裕二とともに活躍してやんの。笑っちまったよ。でも、健在でなにより。
サイボーグ星野も、これまた大活躍で、さすがサイボーグ! かっこよかったわ〜。走る救急車に給油するなんざ、彼にしかできない離れ業!!
なかなか出ないシリーズ最新作(出ると信じたい)を待つファンへのサービスかしら。なんてね。

そういえば。
救急車に乗ったときのことってあんまり覚えてないなぁ。内部とかもっとちゃんと見とけばよかった。
救急車が住所を間違えたかなんかで、通り過ぎるパーポーパーポーを哀しく聴いていたのは覚えているんだけど〜。わはは。でも、これを読むと当時の救急隊員の対応など、けっこう法的に整備されてよくなってるんだろうな。と、なにげに不満があったことなど書いてみたり。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

蛇とワルツ 榎田尤利著(SHY NOVELS)

2009.11.17 Tue

Pet Loversシリーズ四作目にして最終作。

読み終えて表紙に戻ったら、すっごくしあわせ気分になれた。
ずんたったーずんたったー♪って音が聴こえてきたよ。←著者はあとがきにて「ズンチャッチャ」と書かれていたが

オーナー仁摩の話。
三作目に登場した仁摩とイメージがあまりに違っていて、やや抵抗感あり。蛇も途中からわんこもどきになってしまって、ここまでのペットのイメージと異なっていて残念。とはいえ、設定上、そういうことになってもアリと読めるあたりは、お話巧者だね、やはり。

最終巻ならではのお楽しみ、ほかのメンバーも登場してきたのがうれしい。ことに、轡田が大活躍で、『犬ほど〜』大好き人間としては、うれしいかぎり。ユキがことによい感じ。


ラスト近くの袴田と蛇(と書いておく)のレベルの高くない言い合いが非常に楽しい。私もいっしょに混ざりたい。そして言うんだ。
しゃーってね♪

テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学

フリーター、家を買う 有川浩著(幻冬舍)

2009.11.17 Tue

ひとはどこまで変われるか。
いや。
ひとはどこまで強くあれるか。

読み始め、その設定のしんどさに、ほんまに有川作品か?と思ったのだけど、文章のリズム感その他、やはり有川作品らしく、軌道にのったあたりから、ものすごくペースアップして読んでしまった。

かなりしんどい、しかもよく見そうな主人公の設定に、あんまりな(と読めてしまうほどの)トントン拍子が、少しばかりの違和感を覚えて、油の切れたゼンマイのように受け取る気持ちがぎしぎしいう。かと思えば、そのトントン拍子のテンポのよさ―もちろん、そこには主人公の努力もあるわけだが―に、思わず拍手したい気持ちも起きる。
面白かったか?と聞かれたら、面白かった、と答える。
薦めるか?と聞かれたら・・・・・困る。

誠治の変わりようが、いまいち現実感をもって受け止められないんだな、私。
といいつつ。
冒頭のようなことを、わりと真剣に考えてしまったのであった。

テーマ:感想 - ジャンル:小説・文学

秘書とシュレディンガーの猫 榎田尤利著(SHY NOVELS)

2009.11.16 Mon

シリーズ三作目。
一気呵成に四冊読んでしまおうと思っていたのだけど、なんだかもったいなくなっちゃって、すこし時間があいてしまった。
再読。

何度読んでもメタボ譲吉が笑える。イラストともども爆笑させてくれる、ほんとによいバイプレーヤーだわ。

雨宮の病院でのシーンは、芳隆じゃないけどやはり感涙。芳隆にもらい泣きって感じ。泣いてはいないけどさ。
ひとの心の不思議というか、あるいは雨宮は自分がそう感じてしまうことなど思ってもみなかったのではないだろうか。なのにぽろりとこぼれたあの一言。あれはかえって雨宮の独りを際立たせて、言葉に対する感涙と同時に、その切なさに胸が抉られる。

日本語になってねぇ! ま、いいや。

最初の展開からはとても思いつかないようなエンディング。
大金持ちから一気になんだか下町モードなのがとても好き。やっぱエダ作品いいなぁ。←くどい


併載の「不機嫌な猫」もなかなかにいい感じ。
そうやって雨宮に翻弄されているのが芳隆はきっといちばん幸せなのさ。そしてちゃんと雨宮を幸せにしてやらないと、あちこちから槍が降ってくるにちがいない。

テーマ:BL小説 - ジャンル:小説・文学